宮本浩次 少年時代の音楽の原体験 男女ジャンル関係なく歌い「自分で自分にうっとりする瞬間が」

[ 2024年1月18日 22:52 ]

「エレファントカシマシ」宮本浩次
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 ロックバンド「エレファントカシマシ」の宮本浩次(57)が、18日放送のNHK「The Covers」(木曜後10・00)にゲスト出演し、少年時代の音楽との原体験を語った。

 88年デビューし、19年にソロ活動をスタート。これまでカバー曲を収めた作品2作を発表し、名曲を宮本なりの解釈で歌い紡いできた。

 MCのリリー・フランキーから「人の歌を歌うことによって、ボーカリストとしての気付きみたいなことは?」と問われると、宮本は「子供のころから本当に歌が好きで」と回想。「女性の歌手の方とか、何も区別しないで、子供のころから慣れ親しんだ歌があって。男性の歌も好きだったし、演歌も好きだったし、ポップスというかジュリーも好きだったし、みんな大好きだった。それを一生懸命歌ったら、評判が良かったというか、そりゃあもう自分で自分にうっとりする瞬間があった」と話した。

 22年にはカバー曲を中心に歌うコンサートも開いた。「コンサートでやってみると、みんな好きなんだな、歌って(と思った)。自分でヒット曲を常に出したいと思ってるし、みんなでいい曲聴きたいんじゃないかなって」。音楽への愛を客席から感じたという。熱弁が長くなったと感じたのか、ともにゲスト出演したCoccoに「ごめんね、長くなっちゃって」と謝り、場を和ませた。

 番組では、薬師丸ひろ子の名曲「Woman“Wの悲劇”より」を披露した。84年に松本隆氏の作詞、呉田軽穂(松任谷由実)の作曲で発表された名曲。当時、高校生だった宮本は「大ヒットして、薬師丸さんはやっぱりすごい人気…私が話していいんですか?」と照れ笑いしながらも、「名曲すぎてびっくりしましたね。本当に切なくて」と絶賛していた。

 思いを寄せる男性から別れを告げられても、離れられず、強がる様子が絶妙な描写で表現されている。「ぬくもりというか、母性というか、女の人の究極の優しさみたいなものも感じるし、女の人が持っている究極の強さみたいな…。いい歌を歌うことができたなと思います」と楽曲への思いを語った。

 歌い終わると、「いい歌ですね」としみじみ語りつつも、「ちょっと力んじゃったな~」と顔をしかめ、笑いを誘っていた。リリーは「全然力みを感じないなあ」とフォローしていた。

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