NHK 紅白審査員を発表 堺雅人、北口榛花、国枝慎吾さんら8人 野球界からはなし

[ 2023年12月20日 15:05 ]

紅白歌合戦ゲスト審査員の面々。(左上から)北口榛花、国枝慎吾、堺雅人、俵万智(左下から)寺島しのぶ(C)伊藤資人導(SEPTEM)、寺田宜弘、バカリズム、吉高由里子
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 NHKは20日、東京・渋谷の同局で山名啓雄メディア総局長の定例会見を行い、「第74回NHK紅白歌合戦」(31日後7・20)のゲスト審査員を発表した。 紅白歌合戦 出場歌手・曲目

 陸上女子やり投げの世界女王・北口榛花、車いすテニスのレジェンド・国枝慎吾さん、堺雅人、寺島しのぶ、歌人・俵万智さん、バカリズム、来年の大河主演の吉高由里子、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの8人。

 山名メディア総局長は「今年の1年を象徴するような方を選ばせていただいています」とコメント。TBSのドラマ「VIVANT」が社会現象となった堺を審査員として迎えたことに、番組テーマ「ボーダレス」にちなみ、局の垣根を越える意図も含まれていると話した。

 堺について、NHKのホームページは「今年主演を務めたドラマ『VIVANT』が大きな話題となり、日本中に旋風を巻き起こした」と他局・TBSのヒット作での好演に言及。堺は2016年の大河ドラマ「真田丸」で主演しており、紅白歌合戦の審査員は前年15年の第66回以来、2回目となった。

 北口は今年8月、ブダペスト世界選手権大会で日本の陸上女子フィールド種目で五輪・世界選手権を通して史上初となる金メダルを獲得。陸上の世界最高峰の大会、ダイヤモンドリーグの「ファイナル」でも優勝し、日本選手初の年間チャンピオンに輝いた。2024年パリ五輪の日本代表選手に内定している。国枝さんは車いすテニスで今年1月世界ランキング1位のまま引退。3月に国民栄誉賞が授与された。俵さんの審査員は今回で3回目。優れた短歌の創作と、現代短歌の魅力を伝え、すそ野を広げた功績により、今年、紫綬褒章を受章した。

 寺島は2010年以来2回目で、今年の大河ドラマ「どうする家康」で語りを担当。バカリズムは今年、脚本を手掛けたドラマ「ブラッシュアップライフ」が、「東京ドラマアウォード」「ATP賞テレビグランプリ」など国内外の様々な賞を受賞し注目された。寺田さんは今年、ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選出された。吉高は来年の大河ドラマ「光る君へ」の主演で、恒例の“大河枠”となった。

 昨年は「嵐」松本潤、プロフィギュアスケーター羽生結弦さん、プロ野球ヤクルト村上宗隆内野手、サッカー日本代表森保一監督、女優・芦田愛菜、黒柳徹子、福原遥、歌舞伎俳優・坂東彌十郎、アーティスト西村宏堂、新国立劇場舞踊芸術監督の吉田都氏が務めた。

 今年はWBCで侍ジャパンが世界一に輝いたほか、阪神が38年ぶりに日本一になり、岡田彰布監督の「アレ(A.R.E.)」で「2023ユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞を受賞。野球界からの審査員の人選が注目されていたが、1人もいない形となった。

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