「どうする家康」大河歴代2位の低視聴率も総局長が評価「素晴らしい作品」配信は歴代最高 多様な視聴形態

[ 2023年12月20日 15:35 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHKは20日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、嵐の松本潤(40)が主演を務め、今月17日に最終回(第48話)を迎えた大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)について山名啓雄メディア総局長が言及。リアルタイムの視聴率は苦戦したものの「素晴らしい作品だったと思う」と評価した。

 配信全盛の時代となったこともあり、期間平均の平均世帯視聴率11・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は大河歴代ワースト2位に沈んだものの、物語の舞台となった静岡地区(同16・0%)や名古屋地区(13・4%)は関東地区を上回る好調ぶり。同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」は「どうする家康」が大河歴代最高視聴数を獲得した。

 山名総局長は「朝ドラや大河が終わる度に所感を尋ねられているが、生活スタイルが変化していて、『どうする家康』はBS(午後6時から)や4K(午後0時15分から)で先行放送。NHKプラスでの視聴数が過去最高で、録画だけじゃなく、多種多様な形で見られていて、単純に過去の数字(視聴率)と比較できない時代になったと思う。素晴らしい作品だった」と絶賛、総括した。

「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描いた。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 視聴率は苦戦したものの、新解釈の作劇やデジタル技術「バーチャルプロダクション」を本格導入した撮影手法など“新しい大河”への挑戦には一定の評価があった。

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