「どうする家康」最終回 凡庸・秀忠が覚醒「鬼畜じゃ!」千姫の助命嘆願にネット号泣「心痛」「父子愛」

[ 2023年12月20日 11:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」最終回(第48話)。徳川家康と徳川秀忠の非情な決断に、千姫(原菜乃華・右)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めたNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月17日、15分拡大で最終回(第48話)が放送され、完結した。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描いた。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 最終回は「神の君へ」。徳川家康(松本潤)は豊臣との決戦に踏み切り、乱世を終える覚悟で自ら前線に立った。真田信繁(日向亘)らは家康の首をめがけて攻め込む。徳川優勢の中、千姫(原菜乃華)は茶々(北川景子)と豊臣秀頼(作間龍斗)の助命を訴えたものの、家康が下した決断は非情だった。翌年、江戸は活気に満ちあふれ、僧・南光坊天海(小栗旬)は家康の偉業を称え、乳母・福(のちの春日局)(寺島しのぶ)は竹千代(のちの徳川家光)に“神の君”の逸話を語る。そんな中、家康は突然の病に倒れ…という展開。

 徳川VS豊臣の最終決戦「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年)、翌年(元和2年、1616年)の徳川家康の臨終が描かれた。

 千姫は「多くの者が、あのお方を慕っております。あのお方は、夢を与えてくださいます。力を与えてくださいます。前途ある若き才をお救いくださいませ!」。孫娘の助命嘆願に、家康は「済まぬ。ここでくじければ、ここまでやってきたこと、すべてが…」。徳川秀忠(森崎ウィン)が割って入り「私が命を下します」「将軍として!将軍として命を下す。秀頼には、死を申しつける。最後くらい、私に背負わせてくだされ」と愛娘に非情宣告した。

 千姫は「鬼じゃ。父上も、おじじ様も!鬼じゃ、鬼畜じゃ!豊臣の天下を盗み取った化け物じゃ!」と泣き叫ぶ。初(鈴木杏)は「これは姉と、秀頼様がお選びになったことでもあるのです」と諭した。

 “偉大なる凡庸”と評された秀忠が最後に“汚れ役”を買い、覚醒。SNS上には「千姫の悲痛な助命嘆願と慟哭は流石に号泣」「千姫の涙の訴えから泣けて泣けて…心が痛かった」「原菜乃華の演技力。まだ20歳とは」「千を毅然と諭しつつ、姉と甥を失う割り切れない思いも含んだ眼差しを家康に向ける初。短い場面ながら、鈴木杏さんの演技が圧巻」「業を背負う覚悟を決めた秀忠の成長を感じながらも、悲しい」「『どうする家康』外伝。秀忠の統治物語が欲しい」「父がすべての業を背負って地獄に堕ちる気だと理解した秀忠が、一緒に背負う覚悟。父子愛が過ぎる」などの声が上がった。

 総集編(4章構成)は今月29日(後1・05~5・49)に放送される。

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