前澤友作氏「もったいないので1度も洗ってません」　フライトスーツで試写会あいさつ

映画「僕が宇宙に行った理由」の完成披露試写会に登場した前澤友作氏
Photo By スポニチ

　実業家の前澤友作氏（48）が15日、大阪市内で自身のドキュメンタリー映画「僕が宇宙に行った理由」（平野陽三監督、29日公開）の完成披露試写会で舞台あいさつした。

　「大それたことは言えないけど、こうして民間人が宇宙へ飛び立っていく時代になりつつある。今後、続いていく皆さんの参考になるようなことが伝えられたり、宇宙へ行ってみたいなという人が1人でも増えると宇宙産業の発展に寄与できるかなと思う」と語った。さらに「訓練は想像以上に大変で、グルグル回って酔いました。映像を見て皆さんも一緒に気持ち悪くなって」と苦労話を明かした。この日は濃いブルー基調のフライトスーツに身を包んで登場。ロシアでの訓練で着用したそうで「だいぶ汗をかいたりしましたけど、洗うのがもったいないので1度も洗ってません。なのであんまり近寄らないように」と笑いを誘った。

　21年12月に前澤氏が厳しい検査や過酷なトレーニングを経て宇宙へ飛び立つまでの道のりと、ロシアの宇宙船ソユーズに搭乗して日本の民間人として初めて国際宇宙ステーションに滞在して帰還するまでの12日間が描かれたドキュメンタリー映画。「次の出張は宇宙だから」と当時マネジャーを務めていた平野監督は告げられた。「ロシアでのトレーニングをサポートするぐらい」と考えていたが、宇宙へ同行することとなり「まさか自分が行くことになるとは」と驚いたそうだ。

　一方で、地球へ帰還後に平野監督から「1本作品を作りたい」と宇宙旅行中の映像でドキュメンタリー映画制作をお願い。前澤氏も快諾して「ボクの小さい頃からの夢が叶った。前澤さんも宇宙へ行きたいという夢が叶った」と明かした。

　大阪での試写会に「大阪は全国でも指折りで好きなところ。皆が陽気で楽しい方が多い。素晴らしい」と印象を語った。