「ONE☆DRAFT」LANCE　2月にステージ4の喉頭がん公表も「完全に復活してしまいそうです」

ONE☆DRAFT」LANCEインスタグラム（＠onedraft.lancetagram）から

　今年2月にステージ4の喉頭がんと診断され、を公表していた2人組音楽グループ「ONE☆DRAFT」のMC・ボーカルのLANCE（42）が18日、自身のインスタグラムを更新。回復している現状を報告した。

　今年2月17日、グループの公式サイトで「昨年の冬に体調不良の為、検査をしたところ喉頭癌が発覚し、後の精密検査、細胞検査などの結果、食道、胃に転移が見つかり、ステージ4の進行癌であることが判明しました」と報告。「今後に関しましては、自分のからだ、自分と共に生きている動物たち、自身の人生とも向き合い、これからの事を考えながら、治療に専念したいと思います」とつづった。

　発表から約半年経過したこの日、LANCEは「余命半年と言われた去年の冬から、あっという間に8ヶ月の月日が流れ、振り返ればいろんな思いがよみがえる」「日々、思い返す過去に思い出があふれ出れば、思い浮かべる未来への思いは、こぼれ落ちてもあふれ出て尽きない」「そんな、時を削るだけに並ばされた長かった列も、そろそろ自分の番が来るのだろう…と、暖かくなりゆく風に揺すられた桜が花びらを落とす頃には、素振りをしながら、ずっと待ってましたが…」と月日を振り返り、「僕は見落とされてるのか…忘れ去られているのか…待てど暮らせど、お迎えがやって来ませんでした」とつづった。

　「やはり、はっきりと日時、時間を、決めてないお迎えや、待ち合わせは、一生、成立しないと分かりました。そうと分かれば、この待ちぼうけの毎日が生きてて死んだも同然の様で、、、これ以上は待ってる方がキツくなり、静まり返ったタクシー乗り場、真夜中の雨に打たれながら帰路につく様に、また自分の未来へと歩きはじめました」「実際よりも何十倍も長く感じた日々でしたが、濃縮された一瞬の様にも思えて、1日中寝て見た、深くて長い夢のようでした」と振り返った。

　「そして、そんな期間を経て今、まるで成人を迎えた日のように、全身が何かを得ようと、生き生きとした活力に満ちているのを感じます」と記し、「このままだと本当に、完全に復活してしまいそうです」とLANCE。「こんなメッセージを作文する日を迎えられたのも、アーティスト仲間達、関係者の方々、ファンの皆様、家族たちの、たくさんの仲間たちの抱えきれない数の気持ちで、僕自身の氣が支えられたおかげだと実感してます」とした。

　「長らく、ご心配おかけしまして申し訳ないと共に、たくさん気にかけていただき、思いを届けてくれて、本当にありがとうございました」とファンに感謝。「まだまだこれからではありますが、たくさんの応援の言葉や、熱い思い、ひとつひとつの気持ちが支えてくれた、この自分の体を、ゆっくりとステージに向けて、一歩ずつこの足で運びたいと思ってます」と前向きにつづった。

　「今日も一歩、僕らしく生きる。明日もまた一歩と、俺らしく進む。この道の上で拾った言葉や思いを歌にして、どこかの誰かに届くとき、僕の人生の一片が、あなたの支えとなりますように。心を込めて」と締めくくった。

　1981年生まれの帝京高校野球部出身の3人で結成し、2007年にメジャーデビュー。19年にメンバー1人が脱退し、LANCEとDJ MAKKIの2人で活動している。