柴咲コウ 宮崎駿監督最新作「君たちはどう生きるか」出演を報告 「何物にも代えがたい尊い時間でした」

[ 2023年7月15日 17:41 ]

柴咲コウ
Photo By スポニチ

 宮崎駿監督(82)の10年ぶりとなる長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」が14日、全国441の映画館で封切られた。

 事前の情報をほとんど出さないという異例の公開だったが、主人公の少年の声には若手俳優の山時聡真(18)を抜てき。そのほかの声優陣も木村拓哉(50)を筆頭に菅田将暉(30)、柴咲コウ(41)、あいみょん(28)、木村佳乃(47)、大竹しのぶ(65)ら豪華な面々が判明した。

 柴咲コウは15日、自身のインスタグラムを更新し、「7/14~公開スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』声で出演しました」と報告。「宮崎駿監督に同じブースで、直接アドバイスをもらえたこと。鈴木敏夫プロデューサーと、スタジオの外で何気ない会話をしながら歩いたこと。何物にも代えがたい尊い時間でした。同じ時を生きていられることが、とても嬉しい」と感慨深げに心境をつづった。

 戦時中の日本が舞台で、火災で母親を失った主人公が父親とともに地方へ疎開。そこで出会った人の言葉をしゃべるアオサギに導かれ、謎めいた塔から不思議な世界に迷い込む冒険ファンタジー。宮崎監督が子供の頃に読んで感銘を受けた児童文学者の吉野源三郎の小説からタイトルを借りた完全なオリジナルストーリーだ。

 宮崎監督は13年「風立ちぬ」の公開後、高齢を理由に長編映画の製作からの引退を表明。だが、17年に同作に着手していることが明らかになり、事実上の撤回となっていた。

 昨年12月に宮崎監督描き下ろしのアオサギのキャラクターを使ったポスターが公開されたが、その後、鈴木敏夫プロデューサーが「今の時代、情報がないことがエンターテインメントになるのではと思った」と一切の宣伝活動をしない意向を表明していた。

 事実、公開までストーリーやキャストはもちろん、試写会も開催せず、映画館での予告編、テレビCM、広告も打たなかった。場面写真一枚すら表に出ることはなく、配給の東宝でもわずか数人しか見ることができず、パンフレットもこの日からではなく後日発売するという徹底ぶりだった。

 ≪主題歌は米津玄師書き下ろし≫ 主題歌は米津玄師(32)が「地球儀」を書き下ろした。自身がプロデュースしたFoorinの「パプリカ」を聴いたことをきっかけに宮崎監督が4年ほど前にオファー。かねて宮崎監督を敬愛する米津は本人からの説明や膨大な絵コンテを見るなどしてイメージを膨らませ制作。「『君たちはどう生きるか』のための曲であり、私が今まで宮崎さんから受け取ったものをお返しするための曲でもあります」とメッセージを寄せた。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月15日のニュース