人気YouTuber税金トラブル、事務所が和解を発表「会計作業が不透明となっていたのは事実」

[ 2023年7月11日 10:46 ]

「チャンネルがーどまん」のがーどまん
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 マネジメント事務所「Carry On」が、11日までに公式サイトを更新。チャンネル登録者数262万人の人気ユーチューバーグループ「チャンネルがーどまん」との税金トラブルについて、和解したと発表した。

 がーどまんは今年6月30日、事務所からの退所を発表。理由について、事務所から紹介された税理士が納税を担っていたはずが、その税理士の不手際で申請が漏れていたといい、がーどまんの自宅と実家に120人規模の捜査体制で国税の査察が入る事態となったという。数千万円に及ぶ延滞税が徴収されたとして、事務所への不信感や憤りを涙ながらに語った。

 その後、事務所は公式サイトで「今回、税金の未申告が指摘されたのは、がーどまん氏が保有する法人となります」と説明。「がーどまん」メンバーの税務を担当していたため、「がーどまん氏が保有する当該法人とは、何ら契約を締結しておりませんでした」と主張。「今後、係争に発展する可能性もある」と記していた。

 事務所の発表があった翌日、がーどまんは、税理士の証拠音声を公開。税理士側は「コロナの災害延長が使えるから大丈夫」だと主張し、申請を引き延ばしていたという。また、この件について「おいくらだったら許していただけると言いますか…」などと、示談を提案する音声も公開され、騒動は泥沼化していた。

 10日、所属事務所は「チャンネルがーどまんの一連の件につきまして」と題するお知らせを更新。「税金の未申告が指摘された件につきまして、弊社所属のクリエイターを応援していただいている皆様に対し、ご迷惑・ご心配をおかけしております」「弊社は、がーどまん氏の退所以降に改めて協議の場を設け、本件に関する責任の所在についての話し合いを行い、改めて判明した内容につきご説明いたします」と、話し合いを行ったことを報告した。

 「がーどまん氏の活動に関連する会社には、がーどまん氏が代表取締役を務めるMAMORU株式会社のほか、弊社社長の高田が代表取締役となっていたアパレル関連の株式会社Nasty Dogが存在しました。上記2社は、いずれも同一の会計事務所と顧問契約を締結していたため、サポートの一環として、がーどまん氏の保有する領収書を、整理されていない状態で一旦預かり、弊社社長の高田が、株式会社Nasty Dogのものとそれ以外に仕分けた上でまとめて税理士に渡す、という対応を行っておりました」と、これまでの納税に関するやり取りを説明。「また、新型コロナウイルスを理由とする申請の延長に関しても、会計事務所から弊社に対し利用したいとの提案があり、その対応について検討を行っておりました。そのため、がーどまん氏にとっても、会計作業が不透明となっていたのは事実であり、その点についてお詫びを行い、がーどまん氏との間の協議を終了いたしましたので、ご報告いたします」と、不透明だった会計作業について謝罪した。

 この件が発覚後、所属のクリエイターの申告状況について改めて確認を行ったといい「他にも申告が遅れたクリエイターはおりましたが、弊社が把握している限りにおいては、現在では申告及び納税を終えております。所属クリエイターのサポートも引き続き行っていく所存です」と主張。「また、弊社の所属クリエイター及び弊社社員に対する誹謗中傷については、法的措置を前提に厳格に対応をさせていただく所存でございます」とした。

 がーどまんも、10日に更新した動画の中で「事務所と和解させてもらうことになりました。思ってることを言い合って、非を認め合って和解できました」と報告。「今回でがーどまんを知ってくれた人もいると思うんですけど“こんな面白いユーチューバーおるんやな”って言わせるぐらい、今後面白い動画出していくんで。ぜひ、今後ともよろしくお願いします」と頭を下げていた。

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