羽生善治九段、会長就任後初黒星…藤井王将との再戦に競り負け「いろんな手を指されて非常に勉強になった」

[ 2023年6月28日 21:48 ]

<「王座戦」トーナメント準決勝>藤井七冠(左)に敗れて感想戦を行う羽生九段(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 将棋の第71期王座戦挑戦者決定トーナメントは28日、東京都渋谷区の将棋会館で準決勝の1局を行い、先手の藤井聡太王将(20)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が羽生善治九段(52)を123手で下し、決勝に進出した。

 今年1~3月に行われた第72期ALSOK王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)第6局(3月11、12日=佐賀県上峰町)以来の対戦。後手となった羽生は藤井のエース戦法でもある角換わりを受けて立ち、中盤はやや押されながらも微差をキープする展開。しかし最後は競り負け、「受けに回る展開になって、ちょっとずつ自信がない局面が続いていた。難しいとは思ったが正しい組み合わせが指せなかった」と振り返った。

 今月9日に日本将棋連盟の新会長に就任後は2連勝を飾っていたが、これで“初黒星”。「いろんな手を指されて非常に勉強になった」と勝者を称えた。タイトル獲得通算99期の羽生は前人未到の100期まであと1期に迫っているが「次のチャンスを作れるように頑張っていきたい」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月28日のニュース