藤井聡太王将、羽生九段との激闘制して8冠挑戦権王手!「自信がない展開」も王座戦挑戦者決定戦進出

[ 2023年6月28日 21:22 ]

<「王座戦」トーナメント準決勝>羽生九段(左)を下し感想戦を行う藤井七冠(撮影・久冨木 修)
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 将棋の第71期王座戦挑戦者決定トーナメントは28日、東京都渋谷区の将棋会館で準決勝の1局を行い、先手の藤井聡太王将(20)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が羽生善治九段(52)を123手で下し、決勝に進出した。

 今年1~3月に行われた第72期ALSOK王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)第6局(3月11、12日=佐賀県上峰町)以来の対戦は、先手の角換わりに絶対の自信を持つ藤井に羽生が勇躍挑む展開となった。ともに均衡を保ったまま終盤にもつれ込んだが、藤井は手厚い受けの妙手を見せて徐々にリードを奪い、永世7冠資格を持つ羽生を振り切った。

 終局後、藤井王将は「自信のある形勢ではなかった」と振り返りつつも、「王座戦ではしばらく振るわない成績が続いていたのでここまで進めたのはよかった」と話した。

 年内8冠制覇の可能性を維持し、「棋聖戦と王位戦の防衛戦もあるので自分としてはまったく意識はしてないが、王座戦で挑決にすすむことができたのでしっかり準備して次の対局に臨みたい」。永瀬拓矢王座(30)への挑戦権獲得まであと1勝。決勝の相手は渡辺明九段(39)―豊島将之九段(33)の勝者で、7月3日に決まる。

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