藤井王将VS羽生九段　戦型は角換わり　王座戦挑戦者決定T準決勝スタート

初手を指す藤井聡太王将（左）。右は羽生善治九段（撮影・我満　晴朗）
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　将棋の第71期王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝、藤井聡太王将（20）＝竜王、名人、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠＝―羽生善治九段（52）戦は28日午前10時、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。

　振り駒の結果、先手は藤井に決定。戦型は角換わりとなった。

　両者の通算成績は藤井の11勝3敗。今年1～3月の第72期ALSOK王将戦7番勝負（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）でタイトル戦初対決が実現し、4勝2敗で藤井が防衛に成功している。今回は王将戦の決着局となった3月11、12日の第6局（佐賀県上峰町）以来の対戦だ。

　持ち時間はチェスクロック計測の各5時間。正午からの昼食休憩、午後6時からの夕食休憩を挟み、終局は夜になる見込みだ。

　ともにあと2勝で永瀬拓矢王座（30）への挑戦権を得る。5番勝負は例年9月に開幕する。