「トモにカタールへ」ドキュメンタリー映像初公開 参加学生らがトークショー

[ 2023年6月18日 15:41 ]

ドキュメンタリー映像「トモにカタールへ!」のトークショーを行った(左から)鈴木朝日さん、古角航平さん、角田寛和さん(撮影・安田健二)
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 震災や豪雨で被災した学生8人をサッカーW杯の開催地カタールに招待した「トモにカタールへ」の現地での活動を記録したドキュメンタリー映像が18日、横浜市の「ヨコハマ・フットボール映画祭」で初上映された。

 トークショーにはプロジェクトを企画した「ちょんまげ隊長」こと角田寛和さん(60)や中村和彦監督、参加者としてカタールを訪れた福島県南相馬市出身の鈴木朝日さん(22)、岡山県倉敷市真備町出身の古角航平さん(19)が出席。作品は、被災経験を持つ学生たちがカタールW杯の日本戦観戦に加え、大会ボランティアとの交流や会場でのごみ拾い、故郷の復興状況を現地の学生に伝える様子などが映し出されている。

 当時大学4年で現在は川崎市の小学校で教員として働く鈴木さんは滞在中、故郷の現状を英語で伝えるなどしてきたことを踏まえ「まだまだ被災地のことが伝わっていないことが分かったので、これからも福島の今について伝えていきたい」と説明。「W杯で活躍する選手たちを見た子供たちが夢や希望を持ちながら成長していってほしい。夢や希望を持てる子供たちを育てていけたら」と瞳を輝かせた。広島県の大学に通う古角さんは「自分もいま教員免許を取ろうとしています。将来の選択肢を増やしながら、ボランティアにも積極的に参加していきたい」と力強く語った。

 映像のプロデューサーを務めた角田さんによると、8人の学生の出身地を中心に上映会を開き「反響が大きくなれば映画化も検討したい」としている。

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