福澤朗 ブレークきっかけとなったプロレス中継担当 「僕はマネできない…」と思ったアナウンサー

[ 2023年6月17日 19:15 ]

福澤朗
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 フリーアナウンサーの福澤朗(59)が17日、日本テレビの先輩でフリーアナウンサー徳光和夫(82)がパーソナリティを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に生出演した。

 日本テレビ時代、「ズームイン!!朝!」「アメリカ横断ウルトラクイズ」「プロレス中継」を歴代で担当した。

 代名詞でもある名セリフの「ジャストミート!!」が生まれた「プロレス中継」を振り返り、「うちは古い家庭で、プロレスはケンカしたり、乱暴してるように見えたみたいで、見ちゃいけませんと言われて見せてもらえなかったんです。入社して新人研修でプロレス会場に連れて行ってもらって、それが初めてのプロレス観戦でした」と入社までプロレスを見たことがなかったという。

 そんな福澤だけに「お前はプロレス中継担当だって言われて、エー!って。もう顔に縦線が入るような…一番やっかいな所になっちゃったなって」と真っ青になったというが、「でも今はとても感謝してます」と語った。

 当初は「技の名前も一個もわからない。子供向けの本を観ながら一個一個技を覚えた感じです」と苦労したという。

 また徳光が「あえて言わせていただくと、古舘(伊知郎)君をマネした人は多かったんだけど、福澤君は最初から古舘イズムではなかったんですよ」と指摘すると、福澤は「(前述のように家が厳しかったことから)古舘さんの新日本プロレス中継を見たことがなかったので、実況を聞くようになったのはアナウンサーになってから。F1中継されるようになって、あ、こういう実況されるんだって。そこからなんです。のちのち勉強のために新日本プロレスの実況も聞くことになるんですけれど…こういう風に修飾語を使って表現されるスタイルなんだなと勉強することになる。僕はマネはできなかったんです。古舘さんほどプロレス詳しくなかったですし」と振り返った。

 故・三沢光晴さんが「プロレスは“楽しく、激しく”を最もくんでくれたアナウンサーだった」と語っていたことを徳光から聞くと、「うれしいなあ。涙出てきますね。とにかく詳しくなかったんで、目の前に起きていることを短い言葉で伝えることしか考えてなかったんです。それがジャストミートとかファイヤーにつながっていくんですけども。“思い起こせば〇年前…”っていう昔語りはできないんです、知らないから。今しかないから、極力鮮烈な言葉で伝えようとしていたっていう感じです」と明かした。

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