永山絢斗容疑者 大麻取締法違反容疑で逮捕 情報提供した知人は「交際女性」か

[ 2023年6月17日 05:25 ]

永山絢斗
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 自宅で大麻を所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は16日、俳優の永山絢斗容疑者(34)を大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕した。15日深夜に東京都目黒区の自宅マンションを家宅捜索し、乾燥大麻約1グラムを発見。今年1月に永山容疑者の知人から提供された情報をもとに、5カ月にわたって内偵捜査をしてきた。

 大麻はリビングにあったポーチの中からラップに包まれた状態で見つかった。スマートフォンも押収し、永山容疑者が常習的に使っていたとみて入手経路などを詳しく調べる。

 15日午後9時ごろ、捜査員数人が家宅捜索に入った。永山容疑者は16日午前0時すぎに捜査車両に乗せられ、警視庁本部で取り調べを受けた。午前4時半すぎに原宿署に身柄を移送された。17日に送検される。

 情報提供した知人は「交際女性」という情報もある。永山容疑者は半年以上前からモデルの女性と交際中。この女性なのか前の交際相手なのかは不明だが、捜査関係者によると、家宅捜索時には自宅に女性がいた。女性は永山容疑者とともに連行されたが、逮捕はされていないという。逮捕容疑は15日夜に乾燥大麻約1グラムを所持した疑い。永山容疑者は「自分のもので間違いない」と認めている。当初は4月に自宅で大麻を所持した疑いで16日未明に逮捕されたが「記憶にない」と否認。警視庁は15日夜の家宅捜索で大麻を見つけたため、16日午後に改めて逮捕した。

 永山容疑者は逮捕4日前の12日、出演映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―」の舞台あいさつで、共演者が熱い口調で作品をPRする中、一人だけ上の空のような様子が見られた。司会者から呼ばれても気付かずキャストは一様に心配顔に。質問を向けられても「う~ん、う~ん」と言葉が出てこないシーンもあった。

 所属事務所は「警察で取り調べを受けている最中と認識し、今はその結果を待ち続けている状態でございます」とコメントした。

 ◇永山 絢斗(ながやま・けんと)1989年(平元)3月7日生まれ、東京都出身の34歳。07年に日本テレビのドラマ「おじいさん先生」で俳優デビュー。10年公開の映画「ソフトボーイ」で初主演を務め、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「おひさま」(11年)、「べっぴんさん」(16年)などに出演。血液型B。

 《異例・2度逮捕》
 永山容疑者はこの日、2度逮捕された。なぜこんなことになったのか。元麻薬取締官の広畑徹氏は「家宅捜索に入った現場から新たに薬物が出てきたら、その現行犯で逮捕するのがセオリー。警察は4月分の勾留期限が切れる時に15日分の容疑で再逮捕しようと考えたが、検事に“現行犯が優先”と突き返されたのではないか」と指摘した。

 一方で「4月分は、情報提供者が提出したか、ゴミなどから微量のカスが見つかったものだろう。押収量が微量すぎた可能性もある」と推測。「いずれにしろ、少しずさんな捜査だった印象がある」と指摘した。

 《保釈の可能性が大》
 永山容疑者が有罪となった場合、量刑はいかほどだろうか。刑事事件に詳しいレイ法律事務所の河西邦剛弁護士は「単純所持の場合、仮に所持量が1グラムという量を前提にすると、懲役6月~1年、執行猶予2~3年前後になると見込まれます」と猶予刑になると説明。「量刑は所持していた大麻の量によって変わる」と解説し、起訴後に保釈される可能性については「かなり高い」とした。

 《近隣住民も驚き》
 閑静な住宅街にある永山容疑者の自宅マンションの近隣住民は、一様に驚きの表情を見せた。マンションに住む70代の男性は、永山容疑者の逮捕を知らず。前日夜に捜査員が永山容疑者の自宅に踏み込んだ際も「騒ぎなどは聞こえず、気がつかなかった」と話した。

 マンションの住人には高齢者が多いといい、年が離れた永山容疑者は目立っていたため「永山さんという俳優が同じマンションに住んでいる」ということは住人の間でよく知られていたという。

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