江ノ電が71年ぶりダイヤ改正を発表 3月18日初電から これまでの12分間隔が14分間隔に

[ 2023年1月18日 18:34 ]

 江ノ島電鉄(江ノ電)は18日、2023年3月18日初電からダイヤ改正を実施すると発表した。江ノ電のダイヤ改正は1952年以来71年ぶり。これまでの12分間隔が14分間隔になる。

 同社は「コロナ禍における新しい生活スタイルや働き方の浸透、鉄道の利用シーンの変化によるお客様のご利用動向を踏まえ、2023年3月18日(土)にダイヤ改正を実施します」と発表。「早朝深夜の時間帯を除き、14分間隔で運転を行ないます。時間ごとの発車時間は異なりますが、時間あたり4本~5本の運転本数がございます」とした。

 江ノ電は神奈川県藤沢市の「藤沢駅」から同市の「江ノ島駅」を経由して鎌倉市の「鎌倉駅」まで至る全長10キロメートルの単線。地元住民の移動手段としてだけではなく観光客からの根強い人気で知られている。

 今回の改正について「当社では、混雑による遅延の他、腰越併用軌道区間(路面区間)での道路混雑を起因とした列車遅延も多々発生しており、単線運行であることから、1列車の遅延が全列車の遅延へと波及し、遅延発生時には、定時運行に回復するまでに時間がかかります。今般、駅停車時分を見直すことで、遅延発生の場合においても回復力のあるダイヤとし、安定輸送の確保を図ります」と定時運行の確保が第一の目的とし、さらには「新型コロナウイルス感染症拡大後、新しい生活スタイルや働き方の浸透により、鉄道の利用シーンは変化しました。お客様のご利用動向に合わせたダイヤに改正します」とコロナ禍での生活スタイルの変化にも触れている。

続きを表示

2023年1月18日のニュース