巨額投資トラブルのTKO木本、なぜ出資者へ立て替え返済?「報道される怖さ、プライドを張りすぎて…」

[ 2022年8月1日 20:10 ]

巨額投資トラブルの渦中のTKO木本
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 巨額投資トラブルが明らかになったお笑いコンビ「TKO」の木本武宏(51)が1日、「お詫び」と題した書面を発表。投資トラブルの現状について説明し、出資者に立て替え返金を進めている理由について「事態を早期に終息して世に出ないで欲しいという気持ち」「いい恰好のままの自分を見せていたかった」などと明かした。

 木本は仲の良いタレントらに投資家を紹介。木本とタレントら約10人から、不動産投資を行っていた投資家Aに3億5000万円、外国為替証拠金取引(FX)をしていた投資家Bには2億5000万円が渡っていた。今回のトラブルでは、総額7億円もの出資金があったとされる。

 スポニチ本紙の取材では、トラブル後、投資家Aからは約2億円が木本に戻っている。この金を出資者の一部に返金していたが、木本は「自分が紹介していなければ、こんなことにはならなかった」として、さらに自身で立て替えを計画。関係者は「Aから2億円の返金もあったからか、残りは3億円ほどになっていると聞きました。親族にも借りて立て替えている」とした。周囲によると、出資した後輩芸人への全額返金はまだ済んでいない。

 投資は本来自己責任で行うもので、業者は投資で失敗したとしても元本を返金する義務はない。なぜ返金に躍起になっているかについて疑問の声も出ていたが、木本は今回の文書で「この点はすごく疑問思われても仕方ないと思います」とし、理由を説明。「騒動が明るみにでて『TKO木本が関与している』と報道される怖さから、事態を早期に終息して世に出ないで欲しいという気持ちから立替返金という形で行いました。私の弱い部分でプライドを張りすぎて、いい恰好のままの自分を見せていたかったという悪い部分がこのような事態になってしまいました」と率直に記した。

 そして返金の原資については「私の資産売却や親戚・知人から借り入れ、返金に充てています」と明かし、「借入金額については公表いたしません」とした。

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2022年8月1日のニュース