TKO木本 立て替え返済計画 残り3億円 これからの芸能生活考え“何とかしたい”

[ 2022年8月1日 05:30 ]

巨額投資トラブルの渦中のTKO木本
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 お笑いコンビ「TKO」の木本武宏(51)の巨額投資トラブルで、木本が進めている出資者への返金の残額が残り3億円ほどになっていることが31日、分かった。

 木本は仲の良いタレントらに投資家を紹介。木本とタレントら約10人から、不動産投資を行っていた投資家Aに3億5000万円、外国為替証拠金取引(FX)をしていた投資家Bには2億5000万円が渡っていた。今回のトラブルでは、総額7億円もの出資金があったとされる。

 スポニチ本紙の取材では、トラブル後、投資家Aからは約2億円が木本に戻っている。この金を出資者の一部に返金していたが、木本は「自分が紹介していなければ、こんなことにはならなかった」として、さらに自身で立て替えを計画。関係者は「Aから2億円の返金もあったからか、残りは3億円ほどになっていると聞きました。親族にも借りて立て替えている。これからの芸能生活のこともありますし、何とかしたいのでしょう」とした。

 周囲によると、出資した後輩芸人への全額返金はまだ済んでいない。今後の返金計画については木本が随時、説明しているという。2人の投資家とは双方の弁護士間で返金について協議中で、立て替えが済んだ後、木本は「(投資家から)絶対に全額回収する」と話しているという。

 ただ、木本がなぜ返金に躍起になっているかについては疑問も残る。投資は本来、自己責任で行うもの。業者は投資で失敗したとしても元本を返金する義務はない。

 今回は、投資家が金融商品取引法で義務づけられる届け出をしていない「無登録業者」であることが騒動後の調査で発覚。木本の自発的な返金が、自身が紹介した人をトラブルに巻き込んでしまったという道義的な責任を感じたものか、別の理由があるかは不明だ。

 木本は今週中にも会見するとみられている。本人の口からトラブルの実態、金銭の流れが明らかにされる見込みだ。

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2022年8月1日のニュース