豊島九段 2時間7分の大長考 藤井王位を形勢でリードか? 解説の渡辺名人「先手番としては理想的」 

[ 2022年6月29日 12:52 ]

王位戦第1局の2日目が始まり、封じ手を指す豊島将之九段(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(19)=王将、竜王、叡王、棋聖含めて5冠=が挑戦者に豊島将之九段(32)を迎える第63期王位戦7番勝負第1局は29日、愛知県犬山市で2日目が指し継がれ、79手目の封じ手は、先手豊島が藤井王に王手をかける桂成だった。その後指し手は進み、午前12時半からの昼食休憩までに85手進んだ。

 対局を中継するアベマテレビには渡辺明名人(38)=棋王との2冠=が登場した。封じ手開封時点で2時間57分、昼食休憩直前に豊島が2時間7分大長考してもまだ1時間39分、豊島が優位にある持ち時間について、「(序盤から)研究成果でアドバンテージを取って、そこが生きている。先手番としては理想的です。(研究範囲を)外れたところから時間を使っていけばいい」と豊島の思惑を説明。形勢判断について若干、豊島持ちを示した。

 昼食メニューは両者とも犬山産小麦「きぬあかり」うどんセット。天むす、赤だし、犬山野菜天ぷらなどがセットになる。昼食休憩明けの対局は午後1時半に再開される。

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2022年6月29日のニュース