吉田拓郎 Kinki Kids、篠原ともえへの思い 「苦しいことやつらいこと、乗り越えてるから強い」

[ 2022年6月29日 10:56 ]

吉田拓郎
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 年内で芸能活動を終了する意向のシンガー・ソングライター、吉田拓郎(76)が29日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)にゲスト出演した。

 事前インタビューに応える形で登場。かつては歌番組などメディア露出をほとんどしなかった拓郎にとって、96年10月から01年3月まで約4年半レギュラー放送されたフジテレビ系「LOVE LOVE あいしてる」は大きな転機となった。

 ともに番組レギュラーを務めたKinki Kids、篠原ともえとの出会いを振り返り「篠原は賞をもらっちゃいましたからね、すごいですね。この間、Kinki Kidsとか篠原とも会ったんだけど、俺たちの出会いは奇跡的だなと。出会いは奇跡というか偶然というか。いまでも付き合いやってて、年の差を超えて、親友として付き合ってもらって。あの時ちょうど50歳だったんだけど、50歳からの人生をすごく迷っていて。このポジションのまま続けていくのか、シンガーソングライターとして何をしていったらいいのかという気分の時に、あの少年少女と出会って。年の差30歳くらいあるのに、打ち解けて話してるうちに新しい光明が見えてきて。そうかこれでいいのかっていうことを彼らに教わったっていう奇跡が起きた。あそこから自分の長生きの秘訣(ひけつ)を彼らから教わった。だから、すごく僕はKinKi Kidsとか篠原ともえには感謝の気持ちが強いんです」と率直な思いを口にした。

 個性的ファッションで「シノラー」として一大ブームを巻き起こした篠原は現在、デザイナーとして躍進。「あの頃、グフフ~とかプリプリー!とか言ってた女の子が、デザイナーの先生ですよ?今度LOVELOVEまたやるんだけど、スタッフが篠原『さん』って呼ぶんですよ。自分の実力でなったんですよねえ」としみじじみ。

 「Kinki Kidsもそうだけど、あいつらだって、夜泣いたこともあるだろうし、1人ぼっちでつらい夜を迎えたりしたことがいっぱいあったと思うんだけど、そこをあの2人が乗り越えてるっていう感じが最近会って話すとすごくあって。それなりに、篠原ともえもそうだけど、苦しいことやつらいことあったし、そういう夜を何度も体験してるんだなっていうのがありありと今会って話すとわかる。そこを乗り越えてるから強いんだよね」とその成長ぶりに目を細めた。

 拓郎は28日に都内スタジオで、最後のテレビ出演となる来月21日放送のフジテレビ特番「LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP」(後8・00)を収録。この日、最新にして最後のアルバム「ah―面白かった」が発売された。

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2022年6月29日のニュース