坂東彌十郎 中村勘三郎さんとの叶わなかった約束「お葬式の時に“嘘つき”って言っておきました」

[ 2022年6月22日 16:32 ]

坂東彌十郎
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 歌舞伎俳優の坂東彌十郎(66)が22日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。2012年に亡くなった中村勘三郎さんと2015年に亡くなった十代目坂東三津五郎さんとの思い出を明かした。

 勘三郎さんについて、「友達っていうのはおこがましいですけど、1つ年下で小学生の頃から本当によく、かわいがっていただいた役者としての大先輩。よく遊んでいただきました」と回顧。三津五郎さんについては「年は一緒で、あちらが早生まれで、親戚なものですから子供の頃から一緒で“お兄ちゃん”って」と思い返した。

 これを聞いた黒柳徹子から、「この2人が揃って早く亡くなっちゃって…。残念ですね」と投げかけられると、彌十郎は「本当に残念です。舞台のことも、まだまだ怒られたり、教わったりしないといけないことがあったんですけど…」と答えた。

 また、2人と生前に約束していたことがあるようで、彌十郎は「20歳過ぎくらいに勘三郎さん、三津五郎さんと一緒によく飲みに連れて行っていただいて」と切り出し、「酔っぱらうと、(勘三郎さんが)“大体、体の大きいやつは早死だから、お前が1番先に死ぬから、俺とひさし(三津五郎)で葬儀委員長やってやるから”って。“お願いしますよ”って言っていたんですよ」と回想。その上で、彌十郎は少し寂しそうに「そしたら逆になっちゃったんで…。おふたりとも、お葬式の時にお焼香させていただいて、誰にも分からないように“嘘つき”って言っておきました」と話していた。

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2022年6月22日のニュース