清原博弁護士「当時の状況から見てもやり過ぎ」青森のパワハラ自殺めぐる会社の行為に

[ 2022年6月22日 16:18 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 国際弁護士の清原博氏が22日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモート出演。青森県八戸市の住宅会社に勤務していた男性社員が自殺し、遺族が損害賠償を求め提訴した件について言及した。

 番組では青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」に勤務していた40代の男性社員が2018年に自殺したことを紹介。遺族が今月20日、会社と社長に対し約8000万円の損害賠償を求め、青森地裁に提訴した。

 また、遺族は賞状を模した「症状」と書かれた紙を会社から男性社員に手渡されていたことも明かし、紙には「大した成績を残さず、あーあって感じ」や「見事おったまげーの三位です」と侮辱するような言葉が並んでいた。

 清原弁護士は「これは会社の社風がこういったパワハラといいますか、いじめやからかいが普通に行われているようなところだったのかなと思いますね」と指摘。そして「2019年にパワハラ防止法ができているが、それ以前の事案ではあります。企業としてパワハラを防ごうという意識が高まっていなかった時期ではあります。今の時点でこういったことをやりますと一発パワハラでアウトですよ。企業の評価が下がりますから、こういうことは今では許されない」とした。

 その上で「今はこの会社はおそらくパワハラ防止に努めていると思うが、当時は意識が低かった。だけども、当時の状況から見てもこれはやり過ぎだと私は思いますね」とパワハラ防止法が成立、施行される以前の事案だったとしても行き過ぎた行為とした。

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2022年6月22日のニュース