藤井聡太王将 AI対決の先手勝率8割に「衝撃的とは言えない」 関西囲碁将棋記者クラブ賞表彰式

[ 2026年5月18日 16:24 ]

関西囲碁将棋記者クラブ賞を受賞した藤井聡太王将(左)と特別賞の余正麒九段(中)、藤本渚七段
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 第34回関西囲碁将棋記者クラブ賞の表彰式が18日、大阪府高槻市の関西将棋会館であり、将棋は藤井聡太王将(23)=名人など6冠=が6年連続6回目、囲碁は井山裕太碁聖(36)が6年連続18回目の受賞となった。特別賞は将棋が藤本渚七段(20)で2年ぶり2回目。囲碁は余正麒九段(30)が初受賞した。井山は対局のため欠席し、表彰式は6月26日に行うことになった。

 藤井は昨年度6冠を維持して朝日杯、NHK杯、JT杯で優勝した。「昨年度を振り返ると王将戦、棋王戦でカド番へ追い込まれて苦しさを感じた。防衛できたことは大きな経験」と振り返った。

 2024年から始めた歯の矯正治療についても語った。「かみ合わせはよくなったと感じる。将棋にどう影響があるのかは分からないが、健康は対局に臨む上で大事。よいことだったと思う」。また今月開催された世界コンピューター選手権にも言及。プロでは昨年度55%だった先手番勝率がAI同士では8割に達した。

 「衝撃的とは言えないのかなと感じる」とするのは、人間の頭脳では定跡を外れてから有利な先手がそのまま勝ちきることの難しさを知るからだ。「後手がいかに工夫をして、難しい中終盤に持ち込むかが問われている」と指摘した。

 藤本はまさに「AI世代」の新鋭だが、22年10月に棋士になった当時は使っていなかった。序盤の理解で後れを取ることを自覚して使い始めたが、基本的に「AIを使わず、指したい将棋を指したい」タイプ。昨年度40勝12敗の勝率・769で勝率一位賞を受賞したことを評価されての受賞で、藤井とのタイトル戦も期待される。ただ、15日に王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで敗れた直後でもあるためか「戦うイメージはあまり今は…」と控えめに語った。

 余は関西棋院第一位決定戦9連覇などが評価された。今年に10連覇が懸かり、タイトル獲得も期待される。プライベートで一緒に山登りをする仲という佐田篤史七段が、碁聖戦でタイトル初挑戦を決めた。「タイトル戦を頑張って欲しいし、関西棋院第一位決定戦で挑戦してきたら楽しみ」と対戦を心待ちにした。

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