大竹まこと 吉野家元常務発言、第三者委員会立ち上げ徹底調査を「謝っているだけではダメ」

[ 2022年4月19日 16:27 ]

タレントの大竹まこと
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 タレント、大竹まこと(72)が19日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。今月16日に牛丼チェーン「吉野家」の伊東正明常務(企画本部長)が、早稲田大学日本橋キャンパスで開かれた社会人向け講座で不適切な発言をしたことコメントした。

 問題となったのは、早大主催「デジタル時代のマーケティング総合講座」の初回講義。18日に謝罪した吉野家によると、伊東氏は「不適切な表現で不愉快な思いをする方がいたら申し訳ない」と前置きした上で、若者を牛丼好きにするための戦略について「地方から出てきた生娘さんが、初めて(吉野家を)利用して、そのままシャブ漬けになるような企画」と表現した。19日、吉野家は伊藤常務の解任を発表し、「コンプライアンス遵守の徹底に取り組んでまいります」などと、公式サイトにつづった。

 大竹は、伊東氏の発言内容に「生娘を牛丼中毒にするって。これ自体、女性を蔑視した発言でもあるけども。それ以外に普通に読んだらね、牛丼って中毒になるんだっていうね、別の側面も出てくるんだよ」と指摘。「牛丼食ったって高いもの食ったって、いろんなことをするじゃない、それを中毒って」と、あきれた口調で続け、「むしろ吉野家さんも反省するとともに、この人が言ったことにちゃんと抗議しなきゃいけんじゃないかと。俺はそう思っているんだけどね」と語った。

 コラムニストで獨協大学特任教授・深澤真紀氏は、伊東氏の発言が個人的見解か、「シャブ漬け戦略っていうマーケティングの思考があったか」が問題とした上で、「解任して終わりではなくて、こういうことを言う経緯とか、会社の風土かどうかとか。今後こうしないためにどうしたらいいかをを、ちゃんと考えないと。炎上して解雇して終わりってことでは全然ない」と持論。「第三者委員会を立ち上げるくらい(しなくては)。消費者の人も食べる気失いますよね」とした。

 大竹は第三者委員会の立ち上げに「そうだと思うよ」と賛同し、「謝っているだけだとダメだと思うんだよ、俺は」。自身は吉野家のファンといい、「愛すべき吉野家がこういうことをやっているから余計腹が立つんだよ」と語気を強め、「俺たちが若いころは、朝定食に卵をつけて、おしんこをつけて食べて出てきたヤツが『贅沢しちゃった』って言っていたんだから」と振り返っていた。

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2022年4月19日のニュース