三浦瑠麗氏 制裁で干上がったロシアの新興財閥「オリガルヒ」に私見「国内にとどまろうとすると…」

[ 2022年4月12日 08:47 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。制裁でロシアの新興財閥「オリガルヒ」の一部が干上がったことについてコメントした。

 番組内では、「オリガルヒ」の中で最も金持ちだといわれるロマン・アブラモビッチ氏が「100万ドル(約1億2400万円)を貸してほしい」と知人に頼んで回っていることについて特集。ウクライナ侵攻が始まると、プーチン大統領に近いこともあって、欧米諸国などの政府が資金の凍結や渡航禁止令などの制裁を科したため、資金ぶりが困難になっていると言われていた。今回の借金は、アブラモビッチ氏の使用人に対する給与が支払えないためだといわれている。

 三浦氏は、「実際に政治との関わりによって、お金を儲けてきた人たちだと思うんですけども、ただ西側よりに態度を変化させたオリガルヒがいる一方で、ロシア国内にとどまろうとすると、もう完全に反欧米という立場をとらないと今後も生きていけないと思うんですよね」とコメント。「だから、ロシアと西洋の世界を切り離していく過程で何が起きるかっていうと、ロシア国内に残る人がどんどん意固地になっていったり、どんどん非西洋的な存在になっていくということは、長期化すればするほど後々の影響が残ると思うんですね。だから、ちまたではウクライナの政府側からも何十年戦争になるみたいな見方が示されている中で、その道をとって良いんだろうか?っていうのはあります」と私見を述べた。

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2022年4月12日のニュース