水島さん訃報に王さん「恩人」 連載41年パ・リーグ隆盛の道しるべになった「あぶさん」
水島新司さん死去
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水島先生、長い間、ありがとうございました――。野球漫画「ドカベン」「あぶさん」などの人気作品で知られる漫画家の水島新司(みずしま・しんじ)さんが10日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。17日に水島プロダクションが発表した。82歳。新潟市出身。葬儀は家族のみで行った。喪主は妻修子(しゅうこ)さん。
20年12月1日付で漫画家を引退するまで63年間、漫画を描き続けた。リアルな描写、個性豊かなキャラクターの数々で野球ファン、漫画ファンを魅了。野球少年・少女のバイブルになっただけでなく、野球界の発展にも大きく寄与した。
新潟で生まれ、大阪の貸本漫画出版社のコンクールで目に留まり、東京で花開いた。58年に18歳でデビューし、20年12月の引退表明まで週刊誌に連載を続けた。水島新司さんは「人気のセ、実力のパ」と呼ばれ、観客動員に苦しんだ時代のパ・リーグに光を当てた。それが41年、976回にわたる長期連載の「あぶさん」。現在のパ・リーグ隆盛の道しるべともなった。
酒豪で代打専門。主人公の景浦安武は南海、ダイエー、ソフトバンクで活躍した。ソフトバンク・王貞治球団会長は「(前身の)南海、ダイエーとホークスが弱い時に支えていただいたホークスの恩人。私がホークスに来た時も熱心に応援していただいた。縁の深い人だったので大変残念」としのんだ。
一人の天才が勝利に導くものではなく、リアルなストーリー展開。作戦やプレーなど、描写は緻密で臨場感にあふれる。球界でも愛読者は多く、水島漫画の影響を受けてプロを目指した選手も数知れない。連載終了の際、水島さんは「数え切れないほど多くのプロ野球選手の皆さんから応援と協力をいただきながら、この作品は育ってきた」と述べた。
高校野球を描いた不朽の名作が、連載が46年続き、シリーズ計205巻を数えた「ドカベン」。明訓高校の山田太郎、里中智、岩鬼正美、殿馬一人ら個性的なキャラクターに加え、ライバルも魅力的に描かれた。単行本の発行部数は4800万部を超え、「週刊少年チャンピオン」は78年に少年週刊誌トップに。同年末には250万部を記録した。
水島さんは「キャラクターに囲まれて毎日楽しく作品を描いてまいりました」と話していた。ぽっちゃり体形の山田は新たな捕手像、ヒーロー像に。エース里中は女性の人気を集め、バレンタインチョコ500個が水島プロダクションに届くなど社会現象になった。「大甲子園」「ドカベン プロ野球編」など続編も生まれた。今年は「ドカベン」連載スタートからちょうど50年だった。
自身も球界に知己が多く、野球とは「相思相愛」の人生。野球殿堂の特別表彰は自ら候補を辞退したが、そうでなければ殿堂入りも確実だっただろう。日本ハム・新庄監督を「一人で球場を満員にできる唯一の選手」と現役時代から注目した。存命ならビッグボスをどう描いたか。球界を照らし続けた「巨星」が、ゲームセットを迎えた。
≪語りぐさVS土佐丸高≫「ドカベン」屈指の名勝負としてファンに語り継がれるのが、主人公・山田太郎が明訓高2年だった春のセンバツ決勝・土佐丸高戦。試合前に明訓のエース里中智が利き手の親指を突き指し思うような投球ができず苦しい戦いに。土佐丸は新加入した投手の犬神了が腕が伸縮するように見える投球や背面投げなどを駆使し“山田殺し”を完璧にこなす。殺人野球を掲げる土佐丸との激突で両校とも負傷者が続出。延長12回に及ぶ死闘となったが、山田、里中とともに「明訓四天王」と呼ばれる岩鬼正美の9回裏同点打、殿馬一人のサヨナラ2ランで劇的な勝利を収めた。
≪作中プレーが現実に≫「ドカベン」で描かれたプレーが12年夏の甲子園、鳴門―済々黌の2回戦で実現した。済々黌が1点リードの7回1死一、三塁でライナーを遊撃手が好捕してボールは一塁へ送られ、飛び出した一塁走者もアウトに。無得点と思われたが、スコアボードには「1」が入った。三塁走者はライナーに飛び出したが、一塁のアウトより早く本塁に達したため。鳴門はボールを三塁に送り「第3アウトの置き換え」をアピールする必要があった。済々黌は漫画を読んでこのプレーに備えており、池田満頼監督は「こんな1点の取り方もある」と喜んだ。
≪「ドカベン」山田太郎 強打が魅力の主人公≫「ドカベン」の山田太郎は明訓高で甲子園に5度出場し、通算打率.750、20本塁打で4度の優勝に貢献した。「プロ野球編」では西武で1995年に本塁打、打点の2冠王で新人王。01年には3冠王に輝くなど本塁打王、打点王を各6回、首位打者を1回獲得。07年には田中将大(楽)からの本塁打で通算2000安打を達成した。シーズン162打点、6打席連続本塁打、1試合6本塁打、1試合24塁打のプロ野球記録もマークしている。
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