松本明子「人生の全盛期が50代から来た」 不遇のアイドル時代「82年組の壁が厚くて高くて」

[ 2022年1月13日 17:43 ]

タレントの松本明子
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 タレントの松本明子(55)が13日、NHKラジオ「らじるラボ」(月~金曜前8・30)にゲスト出演し、自身の芸能人生について語る場面があった。

 松本はアイドル“不作の83年組”と言われた1983年デビュー組。当時を振り返り、「前年度の82年デビュー組が花のアイドル豊作の年で。中森明菜さん、松本伊代さん、早見優さん、堀ちえみさん、石川秀美さん、シブがき隊、小泉今日子さん、もうそうそうたるメンバーが華々しくデビューした翌年ですから。2年目にして82年組がさらにパワーアップして、その壁が厚くてですね、高くて。私たち83年デビュー組は本当に影が薄かったですね」と回顧した。

 「私はフリフリのレースがいっぱいついたミニスカートの衣装を着て、かわいい歌でデビューするのが夢だったんですけど。デビュー曲が『♂×♀=Kiss(オス・メス・キス)』という、これまた記号で斬新な」と回想しつつ、「当時、アン・ルイスさんのスタッフがプロモーションを全部協力してくださって。ブリッ子アイドルよりもちょっとトンガっているというか、ブリブリアイドルではないようなイメージで売り出そうとしていたんでしょうね。なかなか波には乗れなかったですけれども…」。

 その後、バラエティー番組で頭角を現し、お茶の間に知られるタレントになったが、歌に対する思いは昔から特別だという。「とにかく1年先輩も分厚いスターがたくさんいたので、どうやったら歌えるんだろうな?と。歌う場が自分に来るためにはいろんなことをして、バラエティーでも何でもいただける仕事は一生懸命やって、全国のみなさんに名前と顔を覚えてもらうのが先だ!と思って、歌いたいという夢はちょっと封印しつつ。とにかく名前と顔をみなさんが覚えてくださったら、いつか歌える場が来るかもしれないという思いでやってきた感じですかね」と明かした。

 今月23日、東京・かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールで「松本明子presents黄金の80年代アイドルうたつなぎ~うれしなつかし胸キュンコンサート~」を開催する。「もうやっとです。(デビュー)約40年ぶりにして初コンサートですから、私にとっては。小っちゃいライブハウスとかで(開催)はありましたけどね」としつつ、「ありがたいことに出会いに支えられながら今、歌えること、コンサートを開けることで夢、叶っています。自分の人生の全盛期が50代から来たことに本当に幸せを感じますね。後になればなるほど良いなって思って…年を取るのが楽しみです」と、声を弾ませていた。

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2022年1月13日のニュース