錦鯉・渡辺隆 「あきらめの境地」だから続けられた芸人「こういう人生だからダラダラ生きてやろうと」

[ 2022年1月10日 12:29 ]

「M-1グランプリ2021」で優勝した「錦鯉」の長谷川雅紀(左)と渡辺隆
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 昨年のM-1グランプリを制したお笑いコンビ「錦鯉」が、9日放送のTBS系「情熱大陸」(日曜後11・00)に出演し、渡辺隆(43)が芸人生活を続けられた「あきらめの境地」について語った。

 一昨年のM-1で決勝大会の最終決戦に残り、一躍ブレークした錦鯉を、番組では昨年のM-1決勝進出前から密着取材した。50歳でおバカなボケを連発する相方の長谷川雅紀に、冷静でシュールなツッコミを入れるのが渡辺の役割。番組では自宅も公開した。自室の本棚には、漫画本のほか、書きためたネタ帳も。見返しながら、「下ネタが多いですよね」、「くそつまんねえです。今見たら」と苦笑いした。

 渡辺の同期は「オードリー」、「平成ノブシコブシ」など。「やっぱり同期のやつがバンバン売れていくのとかを見ていたら、『わあ、うらやましい』とは思いましたけど、慣れるんですよね、人間っていうのは。(不安は)ここまでくると、なくなるんですね」とぶっちゃけた。逆に「20代、30代の方が不安とか多いと思いますよ。結婚とか親のこととか。ある程度までいったら、こういう人生だからダラダラ生きてやろうと、いい意味であきらめの境地がなかったら、もうやってないんじゃないかな」と振り返った。

 渡辺は独身。同居する父・政夫さんは、息子の結婚について「願望はありますけどね。でも本人が結婚する気ないのにさ、言ったってね。俺がもらうわけじゃないからさ」と率直な思いも。さらに「(渡辺を)信じてる。自分の子だもん。自分の子を信じないでどうするんの」と信念を口にしていた。

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2022年1月10日のニュース