裏口入学報道訴訟 爆問・太田が二審も勝訴「私と父の名誉守られたことに安堵」

[ 2021年12月25日 05:30 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が、日大芸術学部に裏口入学したとする週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社に損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は24日、新潮社に440万円の支払いとインターネット上の記事の削除を命じた一審東京地裁判決を支持し、双方の控訴を棄却した。

 判決によると、新潮社は2018年8月16・23日夏季特大号で「爆笑問題『太田光』を日大に裏口入学させた父親の溺愛」と題した記事を掲載した。

 東海林保裁判長は、一審判決と同様に「十分な検討や裏付け取材をしたとは言えず、記事が真実と信じる理由があったとは認められない」として、太田の社会的評価を低下させたと認定。一方、太田側が求めた謝罪広告の掲載は「各種メディアを通じ、自ら被害回復を図ることが可能だ」として退けた。

 太田は所属事務所を通じて二審勝訴について「納得しています。私と父の名誉が守られたことに安堵(あんど)します」などとするコメントを発表。「裁判にかかわった全ての方々、見守ってくださったファンの方々に感謝します」と続けた。一方、週刊新潮編集部は上告する考えを示した。

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2021年12月25日のニュース