見上愛 映画「衝動」主演 「感情の開き方が分かってきた」
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【牧 元一の孤人焦点】役者が芝居で用いるのは、表情、動作、そして、セリフ。演技をする上でセリフを止められれば、難度は少なからず高まるはずだ。
女優の見上愛(21)は映画「衝動」(10日から東京・池袋HUMAXシネマズで公開)で、あるトラウマから声を出せなくなった少女・アイ役に挑んだ。
「私は普段、セリフの言い方を気にしていなかったんだと思います。台本を読んで分析して、相手との関係性を考えて、あとは相手のセリフに乗っかろうという演じ方です。だから、この映画で、セリフがないからどうしよう…と戸惑うことはありませんでした」と見上は話す。
アイは自分の思いを相手に伝える時、紙に文字を書いて相手に見せる。
見上は「どんな字がいいんだろう?と思って相談したら『殴り書き』と言われたので、それならば得意だと思いました。演じているうちに、感情によって書くスピードが変わることを発見して、セリフを言うのと一緒なんだと気づきました」と振り返る。
映画「衝動」は俳優の倉悠貴(21)とのダブル主演。土井笑生監督は見上の起用理由について「写真と映像を拝見して、僕のイメージにぴったりだった。脚本が先にあったが、アイという名前も一緒だったので、運命的なものを感じた」と説明。見上の芝居について「表情が豊か。アイはムスッとしていることが多いが、そのムスッにも種類がある。表情の少しの違いを使い分けられるので、セリフを言う必要がない」と称える。
この作品はエンドロールの後に印象的なシーンが残されている。土井監督は「見上愛のその顔が見たかったで、最後のシーンを付け加えた」と明かす。
見上は「私の表情はもともと変わりやすいんです。感じたことがすぐに表情に出ちゃう。ただ、切り替えようと思ったら、すぐに切り替えられます。例えば、撮影の前日に嫌なことがあった場合、嫌な思いを生かせるシーンだったら生かしますし、関係ないシーンだったら切り替えます。私はもともと演技をする時に感情を閉じるクセがありましたが、演技を重ねることで開き方が分かってきました」と話す。
今作では役作りにも気を配った。アイはトラウマから声を出せなくなっているという設定。その現実性などについて、自身が通う大学の心理学の先生に質問して答えを得たという。
「自分にはない要素を持った役を演じることが多いので、同じような要素を持った人が近くにいたら、その人に詳しく話を聞くことが多いです。でも、先生に何かを聞くのは今回が初めてでした。その先生と私の父がなぜか知り合いで、私も割と仲良くさせてもらっていたのですが、自分の職業を先生に伝えていなかったので『実は、こういう仕事をしていて、こういう役をやるのですが…』と話し始める時、ドギドキしました」と笑う。
今年はNHKの連続ドラマ「きれいのくに」で容姿にコンプレックスを持つ女性を演じるなどして注目された。小学生の時は日本の首相を夢見、中学生の時は演劇の照明の仕事に興味を抱いたが、今や、女優として第一線を歩き始めている。
「いまだに『女優』の肩書に違和感があります。舞台の演出をやりたいと思ったことがこの仕事を始めたきっかけで、今は、舞台で表現したいもの、書きたいものがあります」
豊かな表情を生む、豊かな感性。それが「女優・見上愛」の根源だ。
◇見上 愛(みかみ・あい)2000年(平12)10月26日生まれ、東京都出身の21歳。昨年、FODで配信された「乃木坂シネマズ~STORY of 46~」でドラマ初出演。今年はドラマ「ガールガンレディ」や映画「キャラクター」、映画「プリテンダーズ」などに出演。身長1メートル61。
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。
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