羽生九段 大胆な戦略も機能せず「やりすぎた」

[ 2021年11月10日 05:30 ]

藤井3冠と対局した羽生九段(撮影・大塚 徹)
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグは9日、東京都渋谷区の将棋会館で2局を行われ、羽生善治九段(51)は藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=に106手で敗れた。 藤井VS羽生指し手

 大胆な選択だったが、うまく機能しなかった。「途中までは前例のない形だったので思い切った」と振り返った羽生は、昼食休憩の直後の41手目に▲1八角と着手。自陣の1筋に角を打つ“端角”で藤井陣の急所ににらみを利かせた。しかし狙いの箇所を手厚く守られ、逆に中央から切り返される事態に発展。「せかされて忙しい形になった。やりすぎた」と反省。駒損も終盤まで響き「最後はちょっとずつ足りなかった」と語った。

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