「おかえりモネ」運動音痴の菅波先生 百音の合鍵&ダイブはキャッチ!ネット感涙&悶絶「実質プロポーズ」

[ 2021年9月10日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第85話。百音が投げた鍵はガッチリつかみ取った菅波(坂口健太郎)(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は10日、第85話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第85話は、弱音を吐く莉子(今田美桜)に、菜津(マイコ)は「人は、傷つく必要なんてない。どんな人でもいるだけでいい…」と伝える。その言葉に何か気づかされた莉子は、前向きな気持ちで気象キャスターの仕事に取り組み始めた。そんな莉子の変化を目にし、百音(清原)も安堵。気づけば、菅波(坂口健太郎)が登米へ行く日が近づき、百音は自分が抱えてきた気持ちを電話で菅波にぶつけてしまう…という展開。

 百音は菅波の部屋を訪れ、菅波の代わりに荷物を段ボールに詰める。

 百音「(病院の菅波と電話)今日もう26日ですよ。いい加減、部屋片付けないと。部屋こんな状態で来月から登米とか、完全に無理じゃないですか」

 菅波「それは何とかしますから。あなたも忙しいんだし」

 百音「いいです、やります」

 菅波「部屋なんか放っておいてください。そんなことをさせるために鍵を渡したわけじゃないんですから」

 百音「何ですか?見られて困るも物でもあるんですか?だったら言っておいてください。そこは見ませんから」

 菅波「見られて困る物なんてないですよ」

 百音「それはそれでおかしくないですか」

 菅波「怒ってますか?」

 百音「怒ってません。仕事で忙しい人に、頑張ってる人にそんなことしたくないです」

 菅波「すいません、ずっと(すれ違いで)」

 百音「いや、いいんです、謝んないでください。でも、先生に話したいこと、たくさんあったんです」

 菅波「何を考えていたんですか?」

 百音「私、やっぱりいつか地元に、島に帰って、何か自分にできることがしたいんです。でも、まだ何ができるのか分かんなくて。先生みたいに、今、目の前にいる人たちのために働く。そういう働き方もあるのかもしれないし」

 菅波「今から会いませんか?」

 百音「これから勤務で」

 菅波「送ります、会社まで。15分、逢いましょう」

 隅田川沿い。

 百音「先生、忙しいんじゃないですか?」

 菅波「あ、すぐそこまでなんで。あ、いや、片手間に来てるってわけじゃないですけど。すいません。さっき電話でたくさん話したいことがあるって、話してください。考えて、ちゃんと答えますから

 百音「先生、ズルいです、そんなの。分かんないんですか?」

 菅波「分かってる」

 百音「もう簡単に会えなくなっちゃうのに、全然時間がなくて。でも、それは仕方がない。でも、離れちゃって大丈夫なんですか?とか。待ってたんです、ずっと。鍵なんか渡すから。会いたかったんです、ちょっとでもいいから。先生だって、そう言ったじゃないですか。顔見ると、やっぱりいいなぁって。でも先生もう行っちゃうから、返します(合鍵を下からポーンとトス)」

 菅波「(右手で鍵をキャッチし)投げないでください」

 百音「あ、ホントすいません」

 菅波「結論から言うと、大丈夫です。今後、何を投げられても、あなたが投げる物なら、僕は全部取ります」

 百音は思わず菅波に駆け寄り、菅波の胸に飛び込む。

 菅波「(百音を受け止め)おおお。取れてよかった」

 菅波は投げられた物を取るのが苦手。第11話(5月31日)、森林組合にあるカフェ「椎の実」の常連客・みよ子(大島蓉子)が放り投げた小ぶりなスイカを取れず。両腕の間をすり抜け、背後にいた百音がキャッチ。菅波は「空間認識能力が若干、人よりも劣っているだけです」と言い訳した。

 第41話(7月12日)、みよ子が放り投げた柚子も取れなかったが、今回は百音が放り投げた合鍵も気持ちもガッチリつかみ取った。遠距離恋愛への百音の不安を払拭した。

 SNS上には「先生ミラクルキャッチ」「先生、鍵キャッチした時に思わず拍手した」「本当に肝心なところはキャッチする男!菅波!」「菅波先生、素晴らしい。モネのこと、すべて受け止める決心したんだね。何という包容力」「色んなものをキャッチできない菅波ポンコツ描写が今日のためにあったとは」「あ、愛が。深い。号泣」「ナイスキャッチ。これ、実質プロポーズなんじゃ。朝から号泣」「モネ抱きついた時、キュンすぎて鳥肌立った」「初めての菅波キャッチにモネダイブ。朝からラブラブ見せつけられて顔がニヤけたまま、これから出勤!」「先週は菅波先生から抱きしめ、今週はモネから抱きつく。先週はモネが持っていたずんだ餅、今週は菅波先生が持っていた合鍵。年の差はあれど、人として対等なんだなぁって少し思いました」などの声が相次ぎ、反響を呼んだ。

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