矛盾する言い分…テレ朝社員打ち上げ転落問題 5つの疑問

[ 2021年8月13日 05:30 ]

テレビ朝日局員が2次会で利用した渋谷のカラオケ店
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 テレビ朝日の東京五輪番組スタッフによる宴会不祥事騒動で、「打ち上げ」と称した1次会が、五輪閉会式開始時刻の午後8時ごろからスタートしたことが12日、分かった。

 参加した若手10人が応じた同局の事情聴取によると、全員が東京五輪の番組スタッフ。1次会は午後8時ごろから港区麻布のお好み焼き店で行われたという。開始当初は7人が集まり、その1時間後にケガをした女性社員が合流。同局内の社員からは「なぜ五輪担当スタッフが閉会式をそっちのけで宴会を行ったのか?」と疑問の声が上がっている。

 午後11時半には2次会として渋谷区の「カラオケパセラ渋谷店」に移動。店側は「営業は午後8時まで」と主張しているが、なぜ閉店後にもかかわらず8人という大人数で店を訪れることができたのかも不思議だ。さらに日付が変わった午前2時に2人が加わり、合計10人での宴会となった。

 緊急事態宣言下にもかかわらず、午後8時以降に1次会のお好み焼き店、2次会のカラオケ店に入店できたのはなぜか。また、閉店後の店内で精算はどうしたのか。同局内では「深夜でも宴会に合流するスタッフがいたということは、そういった“打ち上げ”が常態化していたのではないか」と疑いの声も上がる。また、ケガをした女性社員は1階と2階の間の階段踊り場から飛び降りたといわれている。その経緯についても不明な点が多い。

 同局内では引き続き、調査が進められている。疑問点について、同局からの説明が待たれる。

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2021年8月13日のニュース