2024パリへつなぐ閉会式 真風涼帆らタカラジェンヌが国歌斉唱、大竹しのぶも登場

[ 2021年8月9日 05:30 ]

東京五輪閉会式で君が代を斉唱する宝塚歌劇団の劇団員ら=8日夜、国立競技場
Photo By 共同

 東京五輪の閉会式が8日夜、国立競技場で実施され、東京から次回開催国のフランス(24年)へと引き継ぐ演出が行われた。

 同国が生んだ世界的シャンソン歌手、エディット・ピアフの生涯を描く主演舞台「ピアフ」をライフワークとしている大竹しのぶ(64)が登場。同国の名作曲家クロード・ドビュッシーの「月の光」が流れる中で聖火が消えるのを見守った。歌手のmilet(ミレイ、年齢非公表)はピアフの代表曲「愛の讃歌」を披露した。
 同国からの中継ではマクロン大統領が「より速く、より高く、より強く、ともに」と五輪の理念を宣言。ひと足早く帰国した今大会のメダリストたちも登場し、パリ市街を同国空軍のアクロバットチームが空を舞った。

 君が代を斉唱したのは「パリジェンヌ」にちなんだ愛称で呼ばれるタカラジェンヌたち。宝塚歌劇団の宙組の真風涼帆、星組の礼真琴、花組の柚香光(れい)の各トップスターを中心に同劇団女優20人が参加した。

 《東京スカパラが豪華演奏♪「上を向いて歩こう」「鬼滅」》閉会式では、東京スカパラダイスオーケストラが、64年の東京パラリンピックの開会式で使用された坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」や世界的に大ヒットしたアニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」などを披露して盛り上げた。また、64年の東京五輪開会式で使用された「オリンピックマーチ」は今回、ジャズやポップス風などさまざまなアレンジで生まれ変わり、閉会式の選手入場曲に使われた。

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