ケラ氏 「辞めて本当によかった」 担当予定だったパラ開会式の演出指針を明かす

[ 2021年7月22日 13:10 ]

劇作家、演出家で音楽家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏
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 劇作家、演出家で音楽家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏(KERA=58)が22日、自身のツイッターを更新。東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出について言及した。

 同日、東京五輪・パラリンピック組織委は22日、開閉会式制作・演出チームで「ショーディレクター」を務める小林賢太郎氏(48)を解任。芸人時代、NHK教育番組のキャラクターに扮して企画を練るというコントの中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という文言を使う場面があった。ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を笑いのネタにしていたことに国内外から批判が出ていた。

 小林氏の一件に関連して、ネット上では2012年ロンドン五輪閉会式の動画が拡散。閉会式でメンバーがパフォーマンスしたイギリスの代表的なコメディアン「モンティ・パイソン」が、過去にナチスなどをネタにしていたことが広まっている。

 ケラ氏は、スペインの宗教裁判などをテーマにしていたロンドン五輪閉会式の様子を引用する形で「俺が辞めてなかったら、パラの開会式の指針になっていたのはコレだったから、辞めて本当によかったです」とつぶやいた。

 ケラ氏は現代演劇の第一人者として「東京パラリンピック開会式」のステージ演出に抜てきされたが、延期による五輪開会・閉会式の総合演出チームの解散に伴い、昨年12月に退任した。

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