宮脇咲良 “有終”熱唱「また違う夢へと旅立つことができます」

[ 2021年6月20日 05:30 ]

HKT48宮脇咲良 卒業コンサート

指原莉乃(中央)兒玉遥(右)と一緒に笑顔で歌う宮脇咲良(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 HKT48宮脇咲良(23)が19日、福岡市内のマリンメッセ福岡で卒業コンサートを開催した。4月29日に日韓合同12人組ユニット「IZ*ONE」での2年間の活動を終えて、古巣に戻ったが、再びの旅立ち。“制服アイドル”としての最後の姿を披露した。

 尊敬する先輩の指原莉乃(28)がゲストで登場し、エースを競った盟友の卒業生、兒玉遥(24)と3人で並んで歌うと「うれしいのに悲しい」と涙がこぼれた。指原も「マジでやばい。完全に私は回顧おばさん」と涙がポロポロ。HKT48を10年間支えてきた面々が集うと、会場も最高潮に盛り上がった。

 希有(けう)なアイドルだった。姉妹グループメンバーながらも、秋元康総合プロデューサー(63)に見初められ、AKB48のセンターとしても活躍。ドラマ「マジすか学園」シリーズの主演や、秋元氏肝いり企画の女子プロレスなど、どんなことにも挑戦し続けた。

 その集大成が、18年の日韓共同のオーディション番組「PRODUCE48」への参加と、その合格での「IZ*ONE」の活動だった。韓国でもトップアイドルに上り詰め、アジア全域での知名度を高めての凱旋だった。

 「ファンの皆さんがこんな私を一番にしてくれたので、また違う夢へと旅立つことができます」

 今後は、27日のHKT48劇場での壮行会で全活動を終了。関係者によると、韓国の複数の芸能事務所から誘いを受けているという。同国では「世界的人気の男性グループBTSの所属事務所からもオファー」と報じられている。クオリティーの高さとプロモーション力が世界規模のK―POPに軸を置き換えて、BTSのような世界的アーティストを目指すのか。今後の進路に注目が集まる。

続きを表示

2021年6月20日のニュース