漫画家・富永一朗さん死去 96歳 「お笑いマンガ道場」で人気

[ 2021年5月22日 10:56 ]

漫画家・富永一朗さん
Photo By 共同

 漫画家の富永一朗さんが5月5日に老衰のため死去していたことが22日、分かった。96歳だった。

 富永さんは1925年生まれ、京都府出身。レギュラー出演した人気番組「お笑いマンガ道場」では、共演者との丁々発止のやりとりで人気を博した。

 熱狂的な広島ファンでもあり、2016年の広島リーグ優勝の際は本紙にお祝いコメントを寄せていた。自らが作った球団応援歌「ゴーゴーカープ」「カープ音頭」でレコードを出したほど熱狂的ファン。戦後は故郷・大分県佐伯市で教員を務め、後に監督となった阿南準郎氏を教えた。
 当時都内で療養生活をしていた富永さんは「長生きはするもんだ。うれしいねえ。鯉と一緒に滝にでも登りたい気分だよ。もう生きてるうちに優勝は見られないんじゃないかと半ば諦めかけていたんだよ」と告白。「ここまで来たら、日本シリーズにも勝って、来年もまた優勝して、僕にいい夢を見させておくれ。今夜は久しぶりに“カープ音頭”でも口ずさみながら眠るとしよう」と喜びをかみしめていた。

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2021年5月22日のニュース