「たけしのニッポンのミカタ!」12年の歴史に幕 たけし「タイトルが変わるだけだよ」

[ 2021年3月26日 23:42 ]

ビートたけし
Photo By スポニチ

 お笑いタレントのビートたけし(74)が26日放送のテレビ東京「たけしのニッポンのミカタ! 最終回」(金曜後10・15)に出演。番組12年の歴史と、現在のテレビについての思いを語った。

 09年から放送が開始され、現代日本人の身近に起きる様々な社会現象をテーマに“今”を捉え、知的エンターテインメントを追い求めてきた番組。たけしは番組が終了することに「タイトルが変わるだけだよ」とポツリ。国分も「ちょっとそうですね。お引越しですかね」と同調。たけしは第1回目の放送のテーマが「お葬式」だったことに「コントや番組で葬式ネタやると当たるって言われたんだよ」と思い出した。

 また、番組当初の国分については2007年に公開された映画「しゃべれどもしゃべれども」に単独初主演をしていたことに「太一くんの「火焔太鼓」を聞いて、何でも挑戦するんだな、この子と思って」と振り返った。これには国分は「なんでその時言ってくれないんですか」とツッコミを入れた。

 たけしは現在のテレビについて「ネットやSNSとかYouTubeとかでテレビはかなり浸食されて、その時代がしばらく続くと思う。だけど、それは絶対飽きると思う」とした。「文明は面白いもんでデジタルのいい時計が2、3万円で買えるのに、1日3秒狂うのが1億円という。それを見ると、何がいいのかっていうと、正確さよりも機械がどう動くのかが楽しくて。1秒と2秒の間の中に文明とか命があるってのをまた思い出すんじゃないか」と持論を展開した。

 さらに「次の画面を待たなきゃいけない。その過程を見なきゃいけないという時代が今飛ばされて簡略化してるけど、実はその移り変わりの間を大事にするような、それの調節ができる時代が来るかもわかんないね」と続けた。

 なお、たけしと「TOKIO」の国分太一(46)がMCを続投する新番組「レベチな人、見つけた」(火曜後11・06)は、30日からスタートする。

続きを表示

2021年3月26日のニュース