「きん枝改メ四代桂小文枝 襲名披露公演千穐楽」が開催 冒頭で主役の小文枝が「異例」のあいさつ

[ 2021年3月26日 20:35 ]

「きん枝改メ 四代桂小文枝襲名披露公演 千穐楽」の口上で並んだ(左から)登場した桂枝光、三遊亭好楽、桂小文枝、桂文枝、月亭八方、笑福亭鶴瓶
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 「きん枝改メ四代桂小文枝 襲名披露公演千穐楽」が26日、クールジャパンパーク大阪TTホールで開かれた。冒頭の口上では通常、主役の桂小文枝(70)は言葉を発しないものだが、1年越しの千穐楽開催に「本当にたくさんの方にご来場いただきありがとうございました」と兄弟子・六代桂文枝(77)のマイクを借りて、感謝の言葉を口にした。

 この日は、仲のいい月亭八方(73)、笑福亭鶴瓶(69)らが口上。八方は「心が広い男」と小文枝のエピソードを披露。鶴瓶は「噺家で最初にコロナにかかった」と語り「2番目はこの人の息子の八光クン」と隣に座る八方を引き合いに出した。さらに鶴瓶の愛ある毒舌は止まらない。「(四代目)春団治もあんなんやし、小文枝もこんなんやし。どうしたらええねん」と爆笑を誘った。

 小文枝は大トリで師匠・五代目桂文枝(三代目桂小文枝)が亡くなる1年前の04年9月にネタおろしした「熊野詣」を演じ、襲名披露公演を締めくくった。

 桂きん枝改メ四代桂小文枝は、19年3月12日の師匠の命日の日に「四代桂小文枝」を襲名。襲名披露公演で全国を巡り、20年3月12日に千穐楽を迎えるはずだった。だが、新型コロナ感染症の影響で千穐楽公演は2度の延期。自身も昨年11月3日にPCR検査で陽性反応が出て、軽症ながら大阪府内の病院に3週間入院した。同月30日にラジオで仕事復帰した。

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2021年3月26日のニュース