岸博幸氏 「鬼滅」2期の副題めぐる批判に指摘「『遊郭』を丸く説明するなんていくらでもできる」

[ 2021年3月6日 14:25 ]

関西テレビの社屋
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 元経産官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(58)が6日、関西テレビ「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)に出演し、SNSをめぐる人々の過熱ぶりについてコメントした。

 番組では2月、人気アニメ「鬼滅の刃」の第2期シリーズの年内放送開始が発表された際、作品の副題が「遊郭編」となっていることに否定的な意見があったことを取り上げた。元衆院議員でタレントの東国原英夫(63)が「(主人公の)炭治郎が遊郭に行ってるんじゃないんだ?」と尋ねると、「NON STYLE」井上裕介(41)は「炭治郎は16歳とかですから」と笑って否定した。

 番組では、この副題について、SNS上で「女性差別と言われても仕方ない」、「子供に聞かれても説明できない」という意見があったことを紹介した。すると岸氏は「『遊郭』を子供に説明する場合、デフォルメして丸く説明するのなんていくらでもできるんですよ。『説明できない』って言ってること自体がバカじゃねえか?という気がする」と、過激な表現を使いながら指摘した。

 さらに、「アンジャッシュ」渡部建が東京・豊洲市場で働いているニュースにもネガティブな意見があったことも取り上げられた。岸氏は「残念ながら、ソーシャルメディアって『怒りの増幅装置』なんですよ」と、SNSが怒りのはけ口に使われるケースが多いことを憂慮。「言い方は悪いけど、ネットがなかったらここまで多くの人が騒がないし、死なない人もいたはず」とも話した。

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2021年3月6日のニュース