【来週のおちょやん】第12週 千代と一平が恋物語に挑むも、一平の思わぬ芝居でピンチに

[ 2021年2月20日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第12週は「たった一人の弟なんや」。鶴亀家庭劇・稽古場にて。一平の話を聞く竹井千代(杉咲花)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は22日から第12週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第12週(2月22日~2月26日)は「たった一人の弟なんや」。

 一平(成田凌)は、千之助(星田英利)に対抗するために「若旦那のハイキング」という台本を書き上げた。商売敵の親同士のせいで結婚を反対された恋人たちの物語だった。それは、みつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の結婚を参考にしていた。一平は、自分の力をためすために、まずは前座で千代(杉咲)と舞台に立つことにする。しかし、一平と千代の力量では、なかなかお客をわかすことができない。一方、意外にも千代は熱の入った芝居をしてくる。あせった一平は思わず、千代に接吻してしまう。すると、劇場にいた警官がそれを見つけ、芝居は即刻中止にされてしまう。鶴亀株式会社の熊田(西川忠志)らが必死に警官に頭を下げ、何とか公演を続けさせてもらうことになった。芝居とはいえ、それは千代にとって初めての接吻だった。動揺している千代の前に突然、弟のヨシヲが現れる。12、3年ぶりの再会だった。ヨシヲは神戸の会社に勤めているといい、随分立派な若者になっているようだった。そんなとき、鶴亀株式会社に脅迫電話がかかってくる。このまま家庭劇の興行を続けるのであれば、劇場に火をつけるという。お客の安全を考え、家庭劇の公演は一切中止と決まる。一平はその脅迫電話にヨシヲが関係しているのではないかと考え、ヨシヲの後を追う。そして、ヨシヲが仲間と芝居小屋を燃やす相談をしているところを見つける。一平は千代にそのことを伝えるが、千代は絶対に信じない。

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