長野智子アナ フジテレビ時代に言われた「何言ってるの、二度とニュースは読めないから」

[ 2021年2月20日 22:29 ]

フリーアナウンサーの長野智子
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 フリーアナウンサーの長野智子(58)が20日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に出演し、フジテレビ社員時代の「ひょうきんアナ」と呼ばれていた頃を振り返った。

 1985年(昭和60年)に入社した際には報道希望だったが、朝の情報番組で「踊る天気予報」のコーナーを担当。日本地図を背負って踊りながら天気を伝える姿を見ていた「オレたちひょうきん族」の横澤彪プロデューサーの目に留まり、「ひょうきんベストテン」の3代目サブMCに選ばれた。報道の現場を志していたが、当時はゴールデンの時間帯で女子アナが出られるのは限られていたため「光栄」と思い引き受けたという。

 台本には基本的にセリフなどがなかった「ひょうきん族」の現場は毎回ハプニングの連続。漫才コンビ「西川のりお・上方よしお」ののりお(69)に「後ろから胸をわしづかみにされた」「長いスカートをはいていると必ずジミー大西さんが入ってきた」などのエピソードを披露。「いまだったら大問題。番組終わるでしょ」と断言した。

 一方でひょうきん族の現場は「本番以外はピリピリしていた」と回顧。横澤プロデューサーは厳しかったというのもあり「(番組を)いつ降ろされるか分からないという雰囲気。みんな前に出なきゃという感じだった。カメラの裏で芸人さんが練習していたり、ネタ合わせしていたり。だから後ろから胸をわしづかみにされても“みんな必死なんだ”と。不愉快ではなく、面白ければいいかってなっていた」と話した。

 ひょうきんアナをやりつつも報道への「種火」はどこかに残っていたいう長野は報道への思いを時々周囲に伝えたが、帰ってきた言葉は「何言ってるの、二度とニュースは読めないから」と笑われていたという。

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2021年2月20日のニュース