金子恵美氏 森会長後任人事に女性起用を望まないワケとは…「逆に悔しいんですよね」

[ 2021年2月16日 22:56 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(42)が16日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に出演。森喜朗氏(83)の後任人事について持論を語った。

 女性蔑視とも取れる発言を理由に、森氏が12日に東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長辞任を表明。その後任候補として有力視されていた川淵三郎氏(84)が辞退、橋本聖子五輪相(56)は打診や要請を否定するなど、後任人事は混迷を極めている。

 その他の候補として山下泰裕JOC会長(63)や組織委の小谷実可子スポーツディレクター(54)らの名前が挙がっているが、金子氏は「アスリートとしての実績はよく分かるんですけど、やっぱりマネジメント能力というか、調整力を含めた会長職に誰が適任かは分かりません」と、あえて明言することはしなかった。

 さらに候補として挙がった顔ぶれを見ると、これまでの経緯を反映してか女性が大半を占める結果に。金子氏は「私は女性リーダーがもっともっと欲しい」「民間では指導的立場の女性が増えて欲しい」との考えを示したものの、「今回、女性蔑視発言があったことで、(会長後任の)条件を“女性に”というような考え方は短絡的で安直だと思う」と、女性リーダーの誕生については好意的に捉えていなかった。

 その理由は、金子氏が“女性リーダーの誕生がIOCの意向”だと耳にしていたことにある。金子氏は「IOCからすれば、日本にはジェンダーフリーは根付いてないから『とりあえず会長を女性にすることから始めたら』というくらいの見方をしてるんではないか、と思って」と持論を展開。能力を認められた訳ではなく、“女性だから”会長に選ばれることは「逆に悔しいんですよね」としていた。

 垣花正アナウンサー(49)は、金子氏の発言を受け「形だけ女性にしておけばいいだろうってことでリーダーにしたら“逆差別”ですよね」とポツリ。金子氏は「(女性リーダーが)増えて欲しいからこそ、私はそう(女性という理由で会長にすべきではないと)思いますね」と語気を強めた。

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2021年2月16日のニュース