ラジオパーソナリティーとして活躍、くず哲也さん死去 急性骨髄性白血病で

[ 2021年2月3日 05:30 ]

くず哲也さん(ラジオ日本提供)
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 ラジオパーソナリティーとして活躍したタレント、くず哲也(くず・てつや、本名野村哲也=のむら・てつや)さんが1月31日午前9時38分、急性骨髄性白血病のため都内の自宅で亡くなった。73歳。東京都出身。葬儀は家族で済ませた。

 関係者によると1年前から闘病していた。コロナ禍のため自宅で療養することになり通院治療していたが、亡くなる1週間ほど前から急激に容体が悪化したという。

 長男の野村暦土氏によると、「亡くなる2、3日前まで“酒が飲みたい、タバコが吸いたい”などとたわいもない話をしていた。最期は家族全員にみとられ、苦しむ様子もなく眠るように旅立った」という。

 1972年に武蔵野美術大産業デザイン科を卒業後、入った広告会社を3カ月で退社。定職に就かず過ごしていた73年にニッポン放送の名物プロデューサー・上野修氏に強引に誘われ「ザ・パンチパンチパンチ」のパーソナリティーとなった。

 その後はニッポン放送「くず哲也の日曜はダメよ」、TBSラジオ「くず哲のヤンヤン大学」、ラジオ日本「くず哲也のオトナの情報マガジン」などで売れっ子に。14年9月を最後にラジオ、テレビからは遠ざかり、都内の自宅でカウンターバーを営んだり、映画評を書くなどしていた。

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2021年2月3日のニュース