【来週のおちょやん】第9週 4年ぶりに道頓堀に戻ってきた千代 一平は新しい一座の座長に指名され…

[ 2021年1月30日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第9週は「絶対笑かしたる」。道頓堀にて。4年ぶりに道頓堀に戻ってきた竹井千代(杉咲花)。(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は1日から第9週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第9週(2月1日~2月5日)は「絶対笑かしたる」。

 昭和3年、竹井千代(杉咲)は、京都の鶴亀撮影所を離れ、新しい喜劇の一座に参加するため、4年ぶりに道頓堀に戻ってきた。千代はシズ(篠原涼子)たちと再会し、また芝居茶屋「岡安」に居候することになった。千代が参加する一座には、旧天海一座の面々や歌舞伎、新派、歌劇団などさまざまなジャンルから来た役者が集まっていた。鶴亀株式会社から座長に指名されたのは天海一平(成田凌)だった。しかし、新しい一座に、一番の実力者である須賀廼家千之助(星田英利)が参加しないことがわかると、不安を覚えた役者たちが次々と辞めると言い出す。困った千代は千之助を訪ね、一座に参加してくれるように頼むが、千之助は自分を笑かしたら、一座に参加すると無茶なことを言う。一方、一平は、旧天海一座の役者たちを1人ずつ訪ね、新しい一座に参加してくれるよう説得していった。この頃、道頓堀で一番人気の喜劇は、須賀廼家万太郎(板尾創路)が率いる万太郎一座だった。鶴亀株式会社の大山鶴蔵社長(中村鴈治郎)は、道頓堀のさらなる隆盛のため、万太郎一座に対抗できる劇団を作ろうとしていたのだった。一平の情熱が通じ、ようやく天海一座の役者たちが少しずつ戻ってきた。しかし、そんなとき、一平は突然、女形の漆原に一座を辞めるように伝える。自分が理想とする、新しい喜劇を作り、万太郎一座に対抗するためには、古くさい女形の役者はいらないから、と言うのだった。

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