「鬼滅の刃」地上波全国ネット第3弾14・4% 柱合会議 劇場版へ続くストーリー

[ 2020年12月21日 09:00 ]

「鬼滅の刃」<柱合会議・蝶屋敷編>のビジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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 劇場版が史上最速で興行収入300億円を突破し、空前の大ヒットとなっているアニメ「鬼滅の刃」の「柱合会議・蝶屋敷(ちゅうごうかいぎ・ちょうやしき)編」(後6・59)がフジテレビ系で20日に放送され、平均世帯視聴率は14・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが21日、分かった。

 瞬間最高視聴率は午後7時57分の15・8%だった。

 映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の公開記念として、10月に放送された全国ネット放送アニメの第3弾。地上波のゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7時~同11時)では初の全国ネット放送となった10月10日放送の第一夜「兄妹の絆」(きょうだいのきずな)は平均世帯視聴率16・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマーク。同17日の第二夜「那田蜘蛛山編」(なたぐもやまへん)は15・4%を記録し、人気の高さを証明した。

 今回放送された「柱合会議・蝶屋敷編」は、アニメの第22話~第26話で構成された「竈門炭治郎 立志編」の完結編であり、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」へと続くストーリー。劇場版にも登場する炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)をはじめとする“鬼殺隊”の主軸をなす最強剣士である“柱”たちが初めて一堂に会し登場する“柱合会議”を含む重要エピソードとなっている。また、この放送のために制作された新規映像などを追加。特別編集版としてオンエアされた。

 「鬼滅の刃」は、人気絶頂さなかの今年5月に「週刊少年ジャンプ」での連載が完結し、12月4日には最終巻となる23巻が発売され、シリーズ累計発行部数が1億2000万部を突破した作品。人と鬼との切ない物語に鬼気迫る剣戟(けんげき)、時折コミカルに描かれるキャラクターたちが人気を呼び、昨年にテレビアニメ化され、LiSAが歌う主題歌「紅蓮華」ともども大ヒットした。映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は13日までに、興行収入302億円を突破し、日本歴代興収ランキング(興行通信社調べ)歴代2位。年内にも「千と千尋の神隠し」(約317億円)を抜き、歴代1位になることが見込まれている。

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