新庄剛志氏 プロ球界復帰へ“チーム新庄”で一丸「トライアウトのみに全部を」

[ 2020年10月1日 14:32 ]

鑑定士育成学校「Eye job」のメインキャラクターに就任した新庄剛志氏
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 日本球界への復帰を目指す新庄剛志氏(48)が1日、都内で行われた鑑定士育成学校「Eye job」のメインキャラクター就任会見に出席し、12月上旬に参加を予定している12球団合同トライアウトへ向けた仕上がり具合を明かした。

 阪神、大リーグ・メッツなど日米球団を渡り歩き、06年に日本ハムで引退。当時は「ほとんどアドバイスを受けたことがなく、ストレッチ一つしたことがないくらいの人間。センスでやってた」というが、復帰にあたり野球に向き合う姿勢を一新した。「14年間ブランクがあって。いろんな人に聞いて、体のつくりとか、筋肉を柔らかくなるサプリとか、技術を真剣に教わって、12月7日のトライアウトを目指して、毎日研究しながら向かってます」と、大まじめに答えた。

 現在はゆっくりのボールをティー打撃風に打つなど、フォームを固めて感覚を取り戻している。落合博満氏が取り入れていた練習法で、「落合さんがやってたやつ。イメージはそれと一緒。ゆっくりな球をパン!徐々に早いボールをパン!」と説明。実践練習は10日ほどでスタートするという。

 1日の練習時間は4、5時間。今回のような会見やテレビ出演が、練習の息抜きになっているという。「こういうのがないとテンションが上がらない。テレビとか広告の撮影をやって。こういう場はストレスがないので」と、水を得た魚のようにしゃべり倒した。

 トレーニングにサポートする「チーム新庄」は4人いるという。「いろんな治療も行ってるし、低酸素運動やら、マイナス185度のマシンに入って筋肉を柔らかくしたり。ものすごく勉強しています。筋肉が死んでる状態からスタートさせたんで」。一方で、テレビなどで試合を見ないようにしており、「昔に比べてレベルが上がってるから。見ちゃうと『アレ、大丈夫かな?』って」と理由を明かした。

 将来の指導者転身について聞かれると、「そんなものは考えていない。目標は1つじゃないとクリアできない。とりあえずトライアウトのみに全部を(かける)。その中で楽しまないといけないんですよ」と断言した。

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2020年10月1日のニュース