発達障害抱えるピアニスト・野田あすか「ホッとさせる」演奏を 9・19から有料配信

[ 2020年8月31日 12:00 ]

都内のスタジオでオンラインコンサート用の映像を撮り下ろした野田あすか(撮影:安田健二)
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 発達障害を抱えるピアニスト野田あすか(38)が人生初のオンラインコンサートに挑む。新型コロナウイルスの影響で今年はまだ一本もソロリサイタルを開催できていない中、「皆さんに演奏を届けたい」と企画。事前に撮り下ろした映像を9月19日正午から有料配信する。

 今月22日に都内のスタジオで収録。人の顔を覚えるのが苦手な「自閉症スペクトラム障害」を抱えているため、通常は客席の拍手の音で手応えを確認する。観客のいない中での“本番”は普段と違った緊張感があったという。病気などで体が不自由な人にも演奏を届けるいい機会とし「一人でも多くの人の心がホッとするといいな」と呼び掛けた。コンサート映像は約70分で、31日からイープラスなどで「視聴券」が販売されている。

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