爆問・太田 舘ひろしを通じて実感した渡哲也さんの偉大さ「こんな大物がこんなふうにするんだ」

[ 2020年8月16日 15:03 ]

「爆笑問題」の太田光
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(55)が16日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)に生出演し、10日に肺炎のため死去した俳優・渡哲也さん(享年78)の偉大さを実感した出来事を語った。

 太田は石原裕次郎(87年に死去)さんが、後輩の渡さんとの初対面で立ち上がり、「石原裕次郎です」と深々と頭を下げてあいさつしたという逸話を紹介した。さらに、渡さんも舘ひろし(70)に対し同じようなあいさつをしたという。

 石原プロモーション流の礼儀作法を、太田も経験したことがあるという。「実は僕らも最初に舘さんに会った時に、その経験をしてるんですよね。舘さんが本当に深々と『舘ひろしです』って」。しかも、爆問がまだ若手だったころの話で、「テレビでゲストに来られた時に『舘ひろしです。よろしくお願いします』って。こんな大物がこんなふうにするんだ。後々、聞いてみると、全部、裕次郎さんから、振る舞いというかあり方というか、引き継いでるんだよね」とあらためて驚きを語った。

 太田の番組に舘がゲスト出演した際、舘は渡さんの偉大さを熱く語っていたという。「渡さんが舘さんに、裕次郎さんのことを話すんですって。『いかにすごかったか』と。舘さんは渡さんに『僕はあなたの背中しか見てないんです。裕次郎さんも、もちろん尊敬するけれども、あなたの背中で裕次郎さんの背中は見えないんです。目の前にデカい背中があるから、その先の裕次郎さんの背中は見えません』と」。舘がいかに渡さんに尊敬の念を抱いていたかが分かるエピソードで、太田は「それくらいの師弟(関係)というか、尊敬というか、憧れが舘さんにはあるんだなと思いました」としみじみ語った。

 放送時点で、渡さんの訃報について舘は公式にコメントしていない。太田は「舘さん、ショックだろうから。コメントも舘さんは出されてないのかな?」と心配していた。

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2020年8月16日のニュース