吉田朱里がNMB48卒業 スピーチ全文「本当は寂しい」「『憧れの女性だ』と言ってもらえるよう」

[ 2020年8月16日 20:34 ]

NMB48の吉田朱里
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 NMB48吉田朱里(24)が16日、自身のYouTubeチャンネルで生配信を行い、グループ卒業を発表した。卒業の時期は未定。スピーチ全文は以下の通り。

 すごく今日は、すてきな1日でした。メンバーのみんなとこんなにたくさん話せて、普段なかなか期が近いメンバーというか、4期生くらいまでは話す機会がすごい多いんですけど、後輩になればなるほど会う時も少なかったり、みんなが悩んでることに正面から向き合って来れなかったこともあったし、最近ではメンバーに会えない日が続いたから、あらためて向き合える時間ができてすごく良かったなと。

 私もすごいすてきな時間を過ごさせてもらったし、NMBの魅力というか、メンバーの一人一人の魅力が少しでも今日、伝わったらうれしいなと思っていたし、みんなの悩みのレベルが、当時の私の年齢の時より大きいというか、しっかりしてて、NMBはもう大丈夫だなと思いました。

 ということで、この企画(メンバー全員への悩み相談)をやらせていただいたのには理由がありまして、ここでファンの皆さん、そしてメンバーのみんなにお伝えしないといけないことがあります。

 私、吉田朱里はNMB48を卒業します。

 NMB48が今年の10月で10周年を迎えます。1期生として私は活動させていただき、私もアイドル10周年。1つの大きな節目でもあるので、卒業発表をしようと、ずっとずっと決めてました。

 ですが、このような状況で、この先グループがどうなってしまうのかも分からない。ライブもなかなかできず、ファンの皆さんにも会えない日々が続く中で、卒業っていうのを決断するのはすごくすごく迷いました。でも、自分がやりたいこととか、この先のお仕事が決まっていく中で、今ここで決断しないと、きっとずっと後悔したままグループに在籍することになる。今日も頼もしい後輩メンバーがこんなにもたくさんいる中で、私がいることでそのチャンスを奪ってしまうんじゃないかなというふうに思ったので、卒業を決断しました。

 10年前、何となく受けたのがNMB48のオーディションでした。最初はアイドルというものが分からなくて、「自分にはアイドルは向いていない。3年くらいたったらやめよう」、そんな気持ちで活動していました。でも、NMB48の活動は、毎日毎日が目まぐるしくて、いつの間にかNMB48というグループに無我夢中になっていて、気づけば10年という時がたっていました。

 つらいことや、悲しいこともたくさんあったけど、そのたびにファンの皆さんが大きな愛で、すてきな景色をたくさん見せて下さいました。仲間の温かさ、努力の大切さ、自分次第で夢は必ずかなえられるということ。NMB48は、私の人生において、大切なことをたくさん教えてくれた、青春のすべてでした。NMB48が大好きです。

 こんなにも自分が全力になれて、毎日毎日、グループのことで頭がいっぱいで、楽しくて、大好きなメンバーが近くにいて、すてきなスタッフさん、そしてこんなにも温かいファンの皆さんがそばにいてくれて、本当はここを離れるのがすごく寂しいです。

 でも、これからはアイドルとしてではなく、残りの20代を1人の強い女性として、たくさんの夢をかなえるために、次は「憧れのアイドル」ではなく、「憧れの女性だ」とたくさんの方に言ってもらえるように、24歳になった今日、新しい一歩を踏み出そうと思います。

 NMB48のために、私たちができることは限られているかもしれないんですけど、残された時間を大切に、NMBのためにできることを最後まで全力で取り組み、NMB48はみんなの夢への第一歩をちゃんと踏み出せる場所なんだってことを、私が後輩メンバーにたくさん伝えていけるように、残りの時間を大切にしたいなと思います。

 これからも吉田朱里、NMB48への応援をよろしくお願いします。お時間いただき、ありがとうございました。

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