「半沢直樹」初回に「下町ロケット」佃製作所などの株価 ネット歓喜!池井戸ドラマの会社続々

[ 2020年7月20日 08:45 ]

「半沢直樹」第1話。半沢(堺雅人)が出向となったのは東京セントラル証券。「下町ロケット」の佃製作所などの株価が表示される心憎い演出にファン歓喜(C)TBS
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 俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)の7年ぶり続編が19日、25分拡大スペシャルでスタート。新型コロナウイルスの影響による撮影中断を挟み、3カ月遅れで待望の幕開けとなった。主舞台は、主人公・半沢直樹が出向を命じられた東京セントラル証券。初回には「下町ロケット」の佃製作所など、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)原作のドラマに登場する会社の株価が表示される、ファンにはうれしい演出。一瞬ながら見つけた視聴者も多く、インターネット上で反響を呼んだ。

 前作は池井戸氏の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。2013年7月期に放送され、東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 新シリーズは「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。第1話は、宿敵の常務・大和田(香川照之)の不正を暴き、糾弾したことが原因で、頭取・中野渡(北大路)から子会社・東京セントラル証券への出向を命じられた半沢(堺)。営業企画部長になったものの、親会社の東京中央銀行から“ゴミ案件”を押し付けられる日々。東京セントラル証券内には銀行からの出向組に対する生え抜き社員の反骨心と確執が渦巻いている。大和田は敵対していたはずの中野渡頭取派に華麗に転身。大和田の忠実な部下、証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)も“半沢潰し”を目論んでいた。そんな中、大手IT企業・電脳雑伎集団から大型買収のアドバイザー依頼が東京セントラル証券に舞い込む…という展開。

 (※以下、ネタバレ有)

 第1話終盤、半沢が部下の三木(角田晃広)を問い詰めるシーン。東京セントラル証券社内の電光掲示板に「佃製作所 525 +7」と流れた。佃製作所は「下町ロケット」(15年10月期、18年10月期)の主人公・佃航平(阿部寛)が率いる会社。

 他にも「ルーズヴェルト・ゲーム」(14年4月期)の青島製作所、「陸王」(17年10月期)の埼玉中央銀行、ダイワ食品、「ノーサイド・ゲーム」(19年7月期)のトキワ自動車などの社名もあり、細部にわたる心憎い演出に気付いたファンは喜んだ。

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2020年7月20日のニュース